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「オタク」の3人に1人程度は中学生で「覚醒」~ワンズ・コミュニケーションズが調査




ワンズ・コミュニケーションズとオタク系 SNS「Otaba」は、2006年12月23日から2007年1月14日にかけて、「オタク」ユーザーに対してアンケートを実施、アンケート結果を基に「オタク」ユーザーの基本属性、アニメ、コミック、ゲームに関して分析したレポートを発表した。

調査対象は、オタク系SNS「Otaba」ユーザー601人。男女比は男性68.0%、女性32.0%、年齢別は10代10.1%、20代前半30.7%、20代後半22.8%、30代前半21.1%、30代後半12.3%、40代以上3.0%。

あなたがオタクに目覚めたのはいつですかとの質問では、「小学生に入る前」が6.8%、「小学生(低学年)」が10.8%、「小学生(高学年)」が23.1%、「中学生」が32.6%、「高校生」が14.8%、「大学・大学院・専門学校」が8.7%、「社会人」が1.8%、「その他」が1.3%と答えている。

自分が「オタク」であると自覚する回答者の3人に1人程度が「中学生」でオタクに目覚めているとの結果だ。

では、オタクを自覚するきっかけとなった「オタク人生のルーツになるコンテンツ」はどのようなものだろうか。

あなたのオタク人生のルーツとなるコンテンツはなんですかとの質問では、「機動戦士ガンダム」が3.7%、「新世紀エヴァンゲリオン」が2.7%、「ファイナルファンタジーシリーズ」が1.00%、「ときめきメモリアルが1.00%、「宇宙戦艦ヤマト」が0.9%、「幽遊白書」が0.9%、「美少女戦士セーラームーン」が0.9%という結果が出ている。

回答がばらけた形だが、今なお強い人気を誇る「ガンダム」に突出した人気が集まっているところは納得がいくところだ。

年代別の集計結果はとても興味深く、作品によっては、ある特定の年代が突出して多いという傾向が見られる。


「機動戦士ガンダム」は比較的満遍なく各年代に回答があるのに比べ、「宇宙戦艦ヤマト」を挙げた回答者には35歳以上が6割以上、「ときめきメモリアル」は20代が6割以上、「セーラームーン」は25歳~34歳が8割、美少女ゲームの「To Heart」は24歳までで8割近く、「うる星やつら」に至っては、35~39歳だけで6割以上を占める。

また、あなたが考える秋葉原の次に聖地と考える地域はどこですかとの質問では、地域として限定したならば、「池袋」が13.6%、「日本橋(大阪)」が12.6%、「お台場」が7.1%という結果。

回答結果には、ビックサイト(9.1%)や乙女ロード(1.2%)といった施設名・通称も含まれていた。

それぞれ選んだ理由は、「池袋」では「乙女ロードがあるから」「女性向けでは、こちらの方が聖地」、「お台場・ビックサイト」では「コミックマーケットが開催されているから」などが挙げられたという。

この調査をまとめたワンズ・コミュニケーションズ代表取締役社長の神谷健氏は、以下のように述べる。

「以前であれば、オタクユーザーの動向は、一部のマニア層・コア層と認識されマーケティングの対象から外されることが多かった。しかし現在では、秋葉原を中心としたオタク文化が、一般化しつつあり、いまやニッチ産業とは言えなくなる程、市場が膨れ上がっている。

また、オタクユーザーは、言い換えるならば、日本の代表的なサブカルチャーであるアニメ、コミック、ゲームの最先端クリエイターであり、ユーザーでもあり、彼らの動向を図ることは、国内だけでなく、海外に対しても今後のコンテンツ流行の指標になると考えられる。」

(2007.5.30/japan.internet.com)

by fbitnews2006-6 | 2007-05-30 18:40 | インターネット総合  

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