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<PS3>量産遅れで、欧州での発売延期 ソニーCE



 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木健社長は6日、11月に日米欧で同時発売の予定だった家庭用の次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の欧州での発売を、来年3月上旬まで延期すると発表した。搭載する次世代DVD「ブルーレイ・ディスク(BD)」の部品不足で量産が遅れたため。日米は発売日は変えないが、当初の出荷台数は予定を大幅に下回る。PS3は当初今春の発売予定だったが、BDの規格作りが遅れて11月に延期されていた。
 クリスマス商戦に商品を十分供給できないことになるが、久多良木社長は「新発売の商品なので、商戦にかかわらず需要がある」と強調。生産が軌道に乗れば年明け後にばん回できるとして、今年度600万台の出荷計画は据え置いた。親会社であるソニーの連結業績への影響についても、「大きなマイナスにはならない」との見方を示した。
 同社によると、ソニーに発注していたDVDを読み取るための青色レーザー光を出すダイオードの生産が遅れ、PS3本体の量産開始も予定の9月から1カ月後にずれ込んだ。PS3生産地の日本から欧州は最も遠く、船での輸送が間に合わないため延期したという。日本でも、発売初日に間に合うのは10万台と、PS2発売時の100万台を大幅に下回り、市場の混乱も予想される。
 BD絡みの理由で発売が2回も延期される事態に陥ったことについて、久多良木社長は「技術革新を起こすにはリスクを取らねばならない。ただ欧州の消費者には深くおわびしたい」と釈明した(2006.9.6/毎日新聞)

by fbitnews2006-6 | 2006-09-06 20:44 | インターネット総合  

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