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<パスモ>オートチャージ販売予約再開 29日から受け付け

 首都圏の私鉄・バスで共通して使えるICカード乗車券「PASMO(パスモ)」について、私鉄・都営10社は、オートチャージ(自動入金)システムカードの販売予約受け付けを29日に再開する。

 オートチャージはクレジットカード機能と連動して、利用者が改札機を通る際、ICカードに入金できる仕様。パスモは3月に販売が開始されたが、各社は自社発行のクレジットカードと組み合わせて、顧客の「囲い込み」を図った。ところが、パスモ人気が予想を超え、在庫不足で販売が制限される事態に。オートチャージカードも取り扱いを中止され、「パスモと結びつけて勧誘できなくなった」(梅崎寿東京メトロ社長)。

 パスモは駅窓口での販売を10日から再開。順調な売れ行きで、23日に累計販売枚数が500万枚を突破した。オートチャージシステムカードの販売予約再開でさらに売り上げ増を狙っている。

(2007.9.29/毎日新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-29 08:35 | 周辺機器  

Wiiで引きこもり克服も――精神医療にゲームを活用





 「ゲームのネガティブな面ばかりではなく、有効利用されている事例も知ってほしい」――デジタルゲームの国際学術会議「DiGRA2007」で9月27日、精神科医の香山リカさんらが、精神医療やリハビリテーションの現場でゲームを治療に活用した事例などを紹介した。

 香山さんは1990年代半ばから20例ほど、精神医療でゲームを活用した治療を行っているという。「ゲームによってやればできるという自信がつくことが重要なポイント」と香山さんは語る。

 例えば、対人恐怖で「引きこもり」だった女性のケース。家族に勧められWiiのスポーツゲームを始めた女性は、ゲームが上達するにつれて家族から評価されることが自信につながり、顔の表情が徐々に明るくなった。その後は、アルバイトに出かけるまでに回復したという。

 また、相手の気持ちを想像するといったコミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群患者の男性は、友人ができないことに悩んでうつ状態になっていたが、香山さんに勧められてオンラインゲームを始め、ゲーム内のユーザーとチャットで短いコミュニケーションをするようになった。男性はもともとゲーム好きだったという。

 「この男性の場合、相手の気持ちを想像するのが苦手だというコミュニケーション上の不得意な部分は、短いチャットなら現れにくかった。ゲームやオフ会などで他ユーザーと会話し、相手に受け入れられるという経験を重ねたことで、うつ状態が改善された」と香山さんは説明する。

 「精神科医を訪れる患者は、現実世界に対して疎外感を持っていて、例えばアルバイトやボランティアなどに参加することに抵抗があることも多い。ゲームなら気軽に始められるし、練習してレベルが上がれば達成感が得られるという特徴もある。ゲームが治療で活用される事例はまだまだ少ないが、使い方次第でゲームならではの特徴が治療に有効に働くことがあるということを知ってほしい」(香山さん)

 また香山さんは、16歳の娘が父親を斧で殺害した疑いで逮捕された事件について、人気ゲームとの関連がメディアなどで指摘されていることに懸念を示した。

 「ゲームが子どもを夢中にさせるということは、さまざまな魅力や可能性も秘めているということだと思う。ネットなどでは、ゲームと事件の関連を安易に強調することに対して批判する動きも起こっている。ゲームの悪影響論ばかりではなく、ゲームが与える良い影響についても今後注目してほしい」(香山さん)

 ゲームの教育利用に関する研究などを行っているお茶の水女子大学の坂本章教授は「暴力的なシーンのあるゲームが、子どもに影響を与え、犯罪を引き起こす要因になることがあるかもしれない。しかし子どもが問題行動を引き起こすには、友人関係や生育環境などさまざまな要素が影響するのであって、ゲームが与える影響は要因の1つでしかない」と話した。

 整形外科医の高杉信一郎さんは、高齢者のリハビリなどにゲームを取り入れてきた。ナムコがリハビリ向けにカスタマイズしたもぐら叩きゲーム「ワニワニパニック」などを使って、楽しみながらリハビリをすることを勧めている。

 「リハビリにゲームを取り入れた患者さんの家族から、『ただ遊ばせているのか』と怒られたこともあったが、ゲームを使って継続的にリハビリを続ければ、効果が現れる。ゲームの有効活用に対する理解をもっと広めたい」(高杉さん)

(2007.9.28/ITmediaニュース)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-29 07:37 | 周辺機器  

ロック解除されたiPhoneがソフトウェアアップデートで使用不能に




 Appleは米国時間9月27日、Wi-Fi Music Store、複数のセキュリティパッチ、強化機能を盛り込んだ「iPhone」用アップデートをリリースした。しかし予想されていたとおり、AT&T以外のネットワークで動作するようロック解除されたiPhoneは、緊急電話をかける以外、ほとんど機能しなくなった。

  Macworld によれば、オフィスにあるSIMがハックされた2台のiPhoneが、アップデートのインストール後に動作しなくなった。メッセージには、アクティベーションを完了させる前に「ロック解除された有効なSIMカード」を取り付けるよう書かれていた。その状態は、iPhoneが発売された最初の週末に多くのユーザーがアクティベーション待ちでやきもきした、あのときの状況とほぼ同じであった。

  Gizmodo は、AT&Tが提供している元々のSIMカードと新しいSIMカードはどちらとも、元々のSIMカードでアクティベーションが行われた後にネットワークからロック解除されたiPhoneでは機能しないと報告している。AT&Tから新しいSIMカードを入手して、再アクティベーションを行おうと考えているiPhoneの所有者にとって、これは大きな問題になるだろう。

 他にも同様の経験に関する報告が寄せられている。他社製ソフトウェアをインストールできる「jailbreaking」ソフトウェアアプリケーションをダウンロードしたユーザーについては、AT&Tネットワークを利用している場合、同様の問題には直面していないようだが、再アクティベーション後に他社製アプリケーションが削除されたとの報告が複数寄せられている。
(2007.9.28/CNET Japan)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 19:39 | 周辺機器  

アイピーモバイル、株主総会で取締役4人を解任へ



 携帯電話事業参入を目指しているアイピーモバイルの竹内一斉社長は28日、東京・千代田の自社内で会見し、竹内社長を含む4人の取締役を解任し、新たな取締役を選任するための株主総会召集通知を森トラストから受けとったと発表した。株主総会を実施する時期については未定だが、「すみやかに開催されると思う」(竹内社長)という。

 アイピーモバイルの筆頭株主は今年4月にマルチメディア総合研究所から森トラストに移り、さらに7月に米通信会社のネクストウエーブ・ワイヤレスに移ったが、ネクストウェーブからの要請があれば森トラストが株式を買い戻す条件があったため、9月に再び森トラストが株式を買い戻していた。

 森トラストは買い戻した株式をアイピーモバイル取締役会長の杉村五男氏に売却することを明らかにしているが、28日の竹内社長の説明によると「株式の譲渡には取締役の承認が必要で、(取締役会では承認していないので)株主名簿の書き換えは完了していない」という。

 株主総会の召集通知には杉村氏の要請により株主総会を召集し、杉村氏を除く4人の取締役を解任し、新たな取締役を選任する提案がされることが書かれているという。

 アイピーモバイルは2005年11月に2ギガヘルツ帯を使った携帯電話事業の免許を取得しているが、サービスを開始しなければいけない期限である11月9日が迫っている。
(2007.9.28/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 18:37 | 周辺機器  

ニコニコ動画にMTVが動画配信

 Viacom International Japanは9月28日、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」に10月上旬から、MTV Networksのアニメコンテンツなどを配信すると発表した。ニコニコ動画上にMTV専用ページができ、トップページにMTV専用タブを設置する予定だ。ニコニコ動画にコンテンツホルダーの専用ページが設置されるのは初。


 まずは、アニメ「ビーバス&バットヘッド」「ウサビッチ」など計9作品、計21本を配信する。コンテンツは順次増やすが、アーティストのプロモーションビデオ配信は予定していない。

 同社コンテンツをより多くの人に知ってもらうため、人気の動画共有サイトと組むことにした。「ニワンゴはニコニコ動画に投稿される動画の著作権対策に積極的に取り組んいる」と評価。ニコニコ動画で導入を予定しているという著作権侵害対策ツールも共同で検証する。両社共同で広告販売も行う予定だ。

 動画共有サイトでは、スカイパーフェクト・コミュニケーションズやGDHなどがYouTubeに公式チャンネルを設置してプロモーションを始めているが、Viacom International Japanは、親会社の米Viacomが、YouTube上での著作権侵害に絡んでYouTubeとその親会社Googleと係争中ということもあり、ニコニコ動画を選んだもようだ。

(2007.9.28/ITmediaニュース)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 17:59 | インターネット総合  

DTMブーム再来!? 「初音ミク」が掘り起こす“名なしの才能”






 「買ってから数日は、毎日曲を作ってた。リビングのPCに(鍵盤の)キーボードをつないで。音声が出るから家族に不審な目で見られるけど、それも気にならないくらい楽しい」――20年ほど前のDTM(デスクトップ・ミュージック)ブームを知る男性(48)は、「初音ミク」購入をきっかけに久々に楽曲作成にチャレンジし、すっかりハマってしまったと話す。「人の声で歌う歌が作れるのが楽くて」


 初音ミクは、メロディーと歌詞を入力すれば、アイドル風合成音声で歌う歌声制作ソフト。ヤマハの音声合成技術「VOCALOID 2」と声優の藤田咲さんの声を組み合わせた。ミクは「歌うアンドロイド」という設定で、合成とは思えないほど自然な歌声とかわいらしいイメージキャラクター、歌声を入力できる楽曲制作ソフトとしては比較的手ごろな価格(Amazon.co.jpで1万5750円)を背景に、異例のヒットが続いている。

 売れ行きは驚異的だ。DTMソフトは平均販売数は200~300本、ヒット作品でも1000本という市場だが、8月31日の発売から9月27日までの1カ月弱で1万本(予約含む)を売り上げた。都内の量販店やAmazon.co.jpでも品薄が続き、体験版を付録に付ける「DTMマガジン 11月号」(10月6日発売)には通常の倍近くの予約が殺到しているとう。

●「ニコニコ」が職人魂に火をつける

 「この曲大好き」「神職人」「うp主の才能に嫉妬」――初音ミク人気の起爆剤はニコニコ動画という発表の場と、そこに集まるユーザーのこういったコメントだ。作った楽曲をニコニコ動画に投稿すれば、多くの人に聴いてもらえ、コメントも見られる。すぐに見える反応が、“職人”のやる気をヒートアップする。


 ニコニコ動画で「初音ミク」を検索すると、9月28日時点で2000件以上ヒット。当初は既存の人気楽曲の伴奏と組み合わせて歌わせるカバー曲が多かったが、徐々にオリジナル曲が増えてきた。楽曲ジャンルはさまざまだが、アニメソング風やテクノポップなど、“萌え声”でちょっと機械的、というミクの声質に合うものが特に人気。歌詞は「早くパソコンに入れてね」「私の歌声、響いているかな」「ビブラートでごまかさないで」など、ミクの“立場”に立った内容が多い。

 オリジナル曲の一番人気は9月20日に投稿された「みくみくにしてあげる♪」で、28日までに50万回以上再生された。ニコニコ動画で再生すると、サビの「みくみくにしてあげる」の部分でコメントが殺到。印象的なサビが、みんなで同時に同じコメントを書く“弾幕”というニコニコ固有の文化もすくい上げる。

 次は13日投稿の「恋スルVOC@LOID」で、28日までに20万回以上再生されている。「制作当初、ここまでの反響は想定してなかったので本当に驚きです」――作者は、聴いてくれるユーザーへの感謝を、投稿ページに記している。

 ユーザーからのコメントで「ここをちょっと変えた方がいい」などとアドバイスが入り、曲が進化していくことも。曲を気に入ったユーザーが「MAD」と呼ばれるアレンジ版を作成し、発表するケースも多い。

 26日の投稿から2日間で10万回以上再生されたオリジナル曲「Packaged」は、作曲者とは別のユーザーがCM風の動画を組み合わせて公開。原曲の投稿ページには「CMまで作っていただいてほんと、色々な職人さんに感謝です」と、見知らぬ“コラボ相手”に対する感謝が記されている。

 曲は作れなくても、動画や静止画、漫画を描けるユーザーが、それぞれのスキルをいかしてこの“初音ミク祭り”に参加している。ペイントソフトで初音ミクイラストを描く様子を収録した動画「初音ミクが可愛すぎるので描いてみた」は、17日の投稿から28日までに28万回再生され、「うますぎる」「神!」などとコメントが殺到。初音ミクを描いた3Dムービーも数多くアップされ、賞賛を集めている。

 ブームはニコニコ動画の外にも波及している。mixiには「初音ミクを描いてみよう」コミュが誕生したほか、ある同人漫画家は「初音ミクがかわいすぎるので」と初音ミクをテーマにした同人誌を作成。「オンリーイベント」と呼ばれる、初音ミク関連の同人作品限定の同人誌即売会もすでに企画されている。関連ニュースをまとめた「初音ミクニュース」というサイトも登場した。

●ミクにハマる“2世代”

 ニコニコ動画で初音ミク楽曲を聴いて触発され、楽曲作成を始めるユーザーも多い。ただ初心者には操作が難しいようで、2ちゃんねるには「初音ミク買ったはいいけど使えない奴」というスレッドも。mixiの初音ミクコミュニティーでDTMのベテランに操作法を聞く初心者ユーザーは多い。DTM経験ゼロのユーザーが勢いで初音ミクを手に入れ、作曲に四苦八苦する様子を公開しているブログもある。

 初音ミクをきっかけにDTMに“回帰”する人もいる。かつてのDTMブームで熱狂し、最近はDTMから離れていた30~50代だ。「初音ミクのクオリティに感動し、久々にDTM機材に火を入れた」――30代のある男性はブログにこう書き込み、楽曲作りを始めた。冒頭の48歳男性は「ニコニコ動画にアップされるミクの曲には『岬めぐり』(1974年発表)など懐メロも目に付く。初音ミクブームは、わたしたちのような世代と若年層とで二極化しているように感じる」と話す。

 初音ミクを企画・販売するクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉さんも、高年齢層の購入が徐々に増えてきたと話す。「発売当初は、予約して購入する若いニコニコ動画ファンの購入が多かったようだが、最近はDTMを一度やめてしまった高年齢層の方がニュースなどでミクを知り、購入するケースが増えてきたようだ」

●CD化、アニメ化、ゲーム化は……?

 「初音ミクオリジナル楽曲を集めてCDにしてほしい」という声が、ユーザー間で盛り上がっている。CDやアニメ化、ゲーム化……佐々木さんは「みなさんが考え付く展開についてあらゆるオファーを、さまざまな企業からいただいている」というが、対応は慎重に検討していく方針だ。

 「初音ミクは、色づいていないところがいいと言って下さるユーザーも多い。アニメなどになると、イメージが付いてしまう恐れもある。じっくり話し合いを持たせていただき、いい企画があれば実現させたい」

 初音ミク発売以来、佐々木さんはミク関連の打ち合わせや取材に引っ張りだこ。急に多忙になったという。「初音ミクが支持をいただいているのはとてもうれしいが、この“熱”がどういう性質のものかは分からなくて。ブームなのかどうかすら……」と懐疑的に見ている面もあるようだ。

 デビューから1カ月も経たない新人アーティストのミクだが、歌い、描かれ、アニメになり、踊り……猛スピードで多方面に成長中。個々のユーザーがスキルを発揮して自分なりのミクを作り、他ユーザーと一緒にその成長を楽しんでいる。

 「今回のヒットは、電子楽器の新しい時代の幕開けだと考えている。新しいユーザーがDTMに興味をもってくれるのでは」――DTMマガジンを発行する寺島情報企画の藤田靖スーパーバイザーは期待する。

 「1983年にヤマハが発売して一時代を築いたDX7というシンセサイザーがあったが、その音色に触発されて曲を作ったミュージシャンが世界中にいた。初音ミクには、DX7の当時の魅力に通じる、楽器としての力がある」(藤田スーパーバイザー)

 DX7は、初音ミクの服装デザインのモチーフにもなっている。「最新技術による最先端のサウンドとして広く認知されて欲しいとの願いを込め、ヤマハの担当者を説得して使わせてもらった」という佐々木さんの思いは、早くも現実になりつつある。
(2007.9.28/ITmediaニュース)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 17:57 | インターネット総合  

iPod touch初期設定の不具合修正したiTunes 7.4.3が登場




 日本語版WindowsにiPod touchを最初に接続した場合、ロックされたまま外せなくなってしまう不具合が、最新版iTunesで修正された。

 Windows版の新バージョンiTunes 7.4.3はこの不具合を修正するもので、9月28日にリリースされた。iTunesサイトでのダウンロード、またはApple Software Updateによりアップデートできる。

 Windows環境にiPod touchを接続すると、iPod touchは接続を促す画面を表示したままの状態から画面が変化せず、操作を受け付けないという不具合が日本で出荷された22日から発生していた。アップルジャパンでは今週中にソフトウェアアップデートで対応するとの方針を25日に明らかにした。

 AppleはiTunes 7.4.3で「iPod touchの初期設定をWindowsのインターナショナルバージョンで行う際の問題を解決しています」と説明している。

(2007.9.28/ITmediaニュース)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 14:53 | 周辺機器  

ポストセカンドライフの本命か・40秒でゲームが作れる「メタプレース」

 先週開催された東京ゲームショウや以前にも紹介した「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)」などゲーム関連の展示会・講演が目白押しだ。それらに参加していて見えてきたのは、ゲームのサービス化の流れがますます顕著になってきたことだろう。高騰するゲーム開発費についても何度も当コラムで書いているが、この問題とサービス化への道筋を解決する期待のシステムが登場したので紹介したい。

■北米ゲーム産業の論客が語る大規模開発の限界


 24日に行われた「CEDEC/コ・フェスタゲーム開発者セミナー」の講演では、米国のゲーム開発分野の重鎮が次々と登場した。

 マーク・デローラ氏は優秀な開発者でかつ論客として知られており、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)、UBIソフトといった企業での経験がある。最近コンサルタントとして起業しており、北米でも尊敬されているプログラマーの一人だ。

 ロビン・ハニキ氏はシカゴ大学時代にゲームデザインの分析と方法論を発表し、現在はエレクトロニックアーツ(EA)で「Wii」向け「ぼくとシムの町」の開発チームに在籍している。


 そして、「ウルティマオンライン」の開発経験を持ち、ソニー・オンラインエンタテインメントでクリエティブディレクターを務めたことのあるラフ・コスター氏だ。

 彼らの講演内容は、私自身かなり驚かされるものだった。3人が期せずして、100人の開発体制を抱えるのが当たり前になりつつある現在の大規模開発の限界について議論を展開した。開発をもっと小規模にし、一般のユーザーまで巻き込むようなタイトルの開発の重要性と可能性の大きさについて主張したのである。

 デローラ氏は、「ゲーム開発の民主化」という題で、単なるユーザーであった人も様々なツールの選択肢が揃ってきたことによってゲーム開発に参加できるようになり、ゲームが誰にでも開発可能なものに広がりつつあると指摘した。ハニキ氏は現在の大規模ゲームの開発状況をボリュームが過剰なまでに膨らみ、こってりとした味ですぐにお腹いっぱいになってしまう「チョコレートケーキ」に例えた。


 最も力が入っていたのはコスター氏の講演「新しいゲームのランドスケープ」である。冒頭から、「これまで大企業で過ごしてきたが、これらの企業に将来があるとは思えない」という爆弾発言が飛び出し、ひたすら大規模化を進めてきた今のゲーム産業を指して、「世界の地図はすべて間違っていた」と言い切った。その原因として、開発者自身もゲーマーであり、今の大規模化したゲーム開発に過剰適応していることを挙げ、その間違いに気がつかず指摘されても反発を感じるだけと厳しく指摘した。

 ゲーム開発のために必要なコンテンツ量はブルーレイ・ディスク(BD)の登場により、コンシューマー機市場が形成された1980年代当時に比べ40―150倍にもなっている。開発コストも22倍にまで膨らんでいる。そしてコスター氏は冗談交じりに、「プレイステーション4」の時代がやってくれば記憶媒体がさらに巨大化し、もう開発が不可能なほどの予算規模になるだろうと警鐘を鳴らした。

 コスター氏はこれらの問題を解決させる取り組みを進めている。それについては後段で紹介しよう。



■「セカンドライフ」だけが未来形ではない

 インターネットに接続した環境は、非常に多様なサービスモデルを展開できる可能性を秘め、未発見の方法論が多数存在することは間違いない。今年、日本で大きく注目されている3次元オンラインコミュニティーの「セカンドライフ」はその典型例の一つといえるが、この方向性だけが将来の発展の選択肢であるかのような理解は、完全に間違っていると感じていた。

 今のセカンドライフブームは新しいメディアが登場するときに必ずといっていいほど起きる現象とも言える。メディアそのものの充実が進むよりも先に、周辺の議論の方がかまびすしくなる。過去を振り返ってみると1990年代初頭の「マルチメディア」ブームなど、同じような例はいくらでもある。

 東京ゲームショウで行われた基調講演のトークセッションのなかで、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の平井一夫社長兼グループCEOは、PS3向けに来春サービス開始予定の3次元オンラインコミュニティー「Home」について、これはゲームなのかどうかといった質問を受けた。平井氏は「インタラクティブエンターテインメントである限りゲームの範疇に入る」という自論を展開していた。

 そろそろこの手の議論は終わりでいいのではないのか。新しい形のサービスは次々と登場し、ますますハイブリッド化していくのだ。ゲームという言葉の定義や分類を懸命にする作業はますます意味がなくなっていく。

 私自身は、セカンドライフなどで提示されていない、まったく新しいサービスが様々な形で登場してくる可能性をこのコラムでも述べてきたつもりだが、その一つの可能性を具現化するものがついに姿を現した。セカンドライフとはまったく異質な要素を持ったシステムであり、今までになかったものである。

■小さなチーム・小さなゲームへの回答■小さなチーム・小さなゲームへの回答

 そのサービスは、前述のコスター氏が社長を務める米areaeが「アルファ」版のサービス開始を21日に発表した「メタプレース(Metaplace)」だ。24日の講演の中で、概要を説明した。



 コスター氏は「Web2.0」の時代が到来しゲームがサービス化したことで、旧来とはまったく違った発想で物事を変える必要性を強調する。成功しているウェブサービスは、少人数の内製チームで短時間にサービスを開発し、問題を抱えていようともリリースしてユーザーの要望を取り入れながらその都度どんどんアップデートしているという例を挙げた。

 同様に小さなチームが開発した多様なゲームが登場することで、様々なニッチ市場を開拓できる。巨大ゲームを作るために必要だった開発文書を捨てて開発することで、様々な小さなアイデアを統合できるという論理である。小さなチーム、低予算、早期のリリース、頻繁なアップデートが次のトレンドになるとコスター氏は論じた。これは現在のゲーム開発では、あまり考えられない手法だ。

 そしてその具体像をウェブブラウザー上で展開できるサービスとして設定し、現状のゲーム業界が抱える問題に対して出した彼なりの解答が、メタプレースというサービスなのだ。サービス内のサンプルゲームなどのスクリーンショットは事実上、今回の日本でのイベントが世界初のお披露目となった。



 メタプレースはブラウザー上で動くソフトであるため、ウィンドウズやマック、リナックスなどパソコンのOS環境を選ばない。原理的にはブラウザーを搭載するPS3や、「Wii」上でも動作する。

 また「Lua」というプログラミング言語を土台にした簡易なインターフェースを備え、プログラムの知識がなくともウェブサイトの記述に使うHTMLタグに近い感覚で簡単にプログラムが組める。Luaは比較的実行速度が遅い言語として知られるが、その部分を別の専用サーバーで計算を行うことで速度を向上させている。

 このシステムの最大の売りは、たった40秒で大規模オンラインゲームを誰でも開発できてしまう環境が用意されているという点だ。現状では2次元グラフィックのシステムが基本だが、ロールプレイングゲームのような環境だけでなく、同じシステムでシューティングゲームなど多様なバリエーションのゲームを開発できる。「信じられないというかもしれないが、実際にできる」とコスター氏は述べている。

■セカンドライフとの決定的な違い


 メタプレースとセカンドライフとの決定的な相違は、セカンドライフはすべてのユーザーがサーバーにアクセスして1つの世界の中で様々なことを行うのに対し、このシステムではユーザーごとに自由に別々の世界を作成し、自分で好きなようにサービス展開することができる点だ。

 課金については、将来的にこのサービス専用のバーチャル通貨を購買するような形を取り、人気の高いサービスを展開しているユーザーはその通貨で支払いを受ける。また一定のルールに基づいてドルに換金できるというリアル・マネー・トレード(RMT)の機能を一部持ったシステムになる予定だ。

 現在は、アルファ版サービスが開始されたばかりだが反響は大きく、サービス開始1週間のうちに世界中から1万人以上の申し込みがあり、ユーザーアカウントの発行を現在は制限している状態にある。

 将来は、サービス自体を様々な外部サイトに埋め込めるようにし、完全に自由にネット上で展開できるようにするという。こらがウェブ全体のスタンダードとして拡張すれば、一つの企業にビジネスモデルから技術までがすべて集約される独占的な状況を打ち破り、より多くのユーザーが開発の楽しさを手軽に味わえるようなテクニカルなブレイクスルーとなる可能性を秘めている。



 ようやく、ゲームのサービス化および多様性への一つの解答が登場した。このサービスをただのゲームだと定義するには無理があり、また仮想世界的な側面をもちながらも、それがすべてでもない。

 もちろん、まだサービス初期のアルファ版であるため、理想と現実とのギャップは存在するだろうが、久々に聞いているだけでこちらも興奮してくるようなサービスだ。新しい台風の目となる可能性を秘めている。


メタプレース
http://www.metaplace.com/
(2007.9.28/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 11:44 | インターネット総合  

MS、Windows XPの販売延長


顧客やパートナーの要望を受け、Windows XPの販売期間を5カ月延長する。

 米Microsoftは9月27日、Windows XPの販売期間を5カ月延長することを明らかにした。2008年1月30日の予定だった販売終了を、同年6月30日にまで延長する。

 Microsoftは販売延長の理由について、顧客、OEMパートナー、小売チャネルの要望に応えたものだとしている。「Windows Vistaへの以降にもう少し時間が必要な顧客が一部にいる。2002年時の方針では、Windowsの小売・OEMパートナーへの提供は発売から4年間となっているが、Vistaのリリース時期を考えると、XPに関してはこの方針は有効ではない」と同社のWindows製品管理担当副社長マイク・ナッシュ氏は説明している。

 「実際、当社はほとんどの旧版OSを、新版の発売から約2年間提供し続けている。Vista発売後1年でXPの販売を終了しなければならないと考えるのはいささか野心的だったかもしれない」(同氏)

 さらに新興市場向けのWindows XP Starter Editionは2010年6月30日まで販売期間を延長する。(2007.9.28/IT Media)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 11:42 | PC  

NECなど、相次ぎ販促活動で「セカンドライフ」を活用


 企業が3次元仮想空間「セカンドライフ(SL)」を販売促進活動で利用する動きが広がってきた。NECは27日、SLを用いて携帯電話を利用した電子商取引サービス「トクトクポケット」の販促活動を始めたと発表した。SL上に「トクトクポケット島」を構築。サービスの内容や利用方法などを紹介し、現在数十万人のサービス会員数を100万人に拡大する仕掛けにしていく。
 KDDIは27日、SL内に東京・原宿に実在する展示スペースをモチーフにした「KDDIデザイニングスタジオ島」を開設した。携帯電話サイトとパソコンサイトを統合して「au one」とするのに合わせて体験型のプロモーションを展開。「リスモ」などキャラクターと遊べるアトラクションを用意するほか、新端末の投入と連動したイベントを開催していく。
 SL内に仮想放送局「汐留島」を開設し、番組制作や動画配信を計画するのが日本テレビ放送網。ニューススタジオなどを設け番組制作の様子が見学できるようにする。また現実に放送する新番組を全編SL内で収録。仮想世界と放送を連携させた取り組みは世界初という。
(2007.9.28/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-28 11:40 | インターネット総合