<   2006年 06月 ( 102 )   > この月の画像一覧

 

ソニー、16GBフラッシュ搭載HDDレス「VAIO type U」

ソニーは、ワンセグチューナを装備し、HDDの代わりに16GBフラッシュメモリを搭載したモバイルPC「type U<ゼロスピンドル>モデル」を発表。直販サイト「ソニースタイル」で6月27日より先行予約を受け付け、7月3日より受注開始する。

 Windows XP Professional搭載の「VGN-UX90PS」と、Windows XP Home Edition搭載の「VGN-UX90S」が用意される。CPUなどをカスタマイズ可能な「VAIO・OWNER・MADE」モデルとなっており、ソニースタイル価格は209,800円~。

 5月に発売された30GB HDD搭載の「VAIO Tyep U」からHDDをフラッシュメモリに変更し、16GBのフラッシュメモリを内蔵。また、ワンセグチューナも新搭載した。

 フラッシュメモリの搭載により、アプリケーション起動を従来比3~6倍に高速化。HDDモデルではOutlookの起動時約9秒かかっていたが、フラッシュ化により約1.5秒で起動可能という。また、バッテリ駆動時間も約13%向上し、標準バッテリ装着時で約4時間(CPUにCore Solo選択時)。また、重量も28g減の492gとした。

 本体上部にワンセグ用アンテナを装備。ワンセグ機能は、付属のアプリケーション「VAIO モバイル TV」を利用する。番組視聴モードは右端に画面を固定する「固定モード」と、ウィンドウを独立させ、240×135~1,024×600ドットまで縮小/拡大表示できる「フロートモード」を用意する。

 また、ワンセグの録画予約にも対応。一時停止後の追いかけ再生機能も備えている。ワンセグ視聴時のバッテリ駆動時間は約1.5時間(Core Solo選択時)となる。

 4.5型/1,024×600ドットのワイド液晶を搭載。液晶はタッチセンサー式で、スタイラスが付属。また、スライド式のキーボードも備えている。

 CPUはIntel Core Solo U1400(1.2GHz)/Core Solo U1300(1.06GHz)/超低電圧版Celeron M 423(1.06MHz)が選択可能。メモリは512MB。また、Bluetoothヘッドセットやポートリプリケータの有無、日本語/英語キーボードなどが選択できる。

 無線LANやBluetooth 2.0、USB×1、CF/メモリースティックDuoスロットなどを装備。バッテリ駆動時間は付属バッテリ利用時で約4時間(Core Solo)/約2.5時間(Celeron M)。外形寸法は150.2×95×38.2mm(幅×奥行き×高さ)。
(2006.6.28/impress Watch)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-28 15:59 | 周辺機器  

<ブロードバンド>ゼロ地域世帯比率、ワースト1位は鹿児島



 総務省は27日、インターネットのブロードバンド(高速大容量)サービスの都道府県別世帯普及率(今年3月末時点)調査結果を発表した。
 同サービスを受けられない「ブロードバンド・ゼロ地域」の世帯比率は、鹿児島が23.8%でワースト1位。以下、岩手(22.2%)、高知(19.5%)、秋田(17.3%)、新潟(15.3%)と続いた。鹿児島や新潟の離島を中心とした全国39市町村では、市町村がまるごと「ブロードバンド・ゼロ地域」だった。
 一方、「ゼロ地域」世帯が少ないブロードバンド先進地域ベスト5は、大阪(0.1%)、富山(0.2%)、東京(0.3%)、三重(0.4%)、神奈川(1.0%)だった。
 政府が目標とする2010年度までに全国ベースでの「ブロードバンド・ゼロ地域解消」の達成には、民間事業者では採算が合わない山間部や離島対策が課題。総務省は国や都道府県、通信事業者が連携し、地域ごとの詳細な整備計画(ロードマップ)を策定する方針だ。【森有正】
(2006.6.28/毎日新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-28 15:56 | PC  

米国版“どこでもTV”「Slingbox」、日本上陸




「Slingbox」。価格はオープンプライスだが、店頭では3万円を切る程度になる見込みだ。クライアントソフトはWindows版が付属する。動作環境はPentium 4/1GHz以上、メモリ256Mバイト以上。そして通信速度が上り256Kbps以上 写真:ITmedia
 
 アイ・オー・データ機器と伊藤忠商事は6月23日、米Sling Media「Slingbox」を国内販売すると発表した。Slingboxは、インターネットを介して自宅のテレビやビデオを外出先で見ることができる“どこでもTV”。伊藤忠商事が日本総代理店となり、アイ・オー・データ機器は販売とアフターサポートを担当する。

 既に米国版のレビューを掲載しているが、国内販売にあたりローカライズと製品のブラッシュアップが行われた。マニュアルやクライアントソフトの日本語化はもちろん、IRコントローラを使って外部接続機器を遠隔操作する、いわゆるAVマウス機能もブラッシュアップ。プリセットするリモコンコードを国内家電メーカーのDVDレコーダー中心に揃えた。

 また、アイ・オー・データ機器との契約に伴い、同社の「AVeL LinkPlayer」をサポートした。同社の場合、LinkPlayer付属のリモコンを忠実に再現したフル機能のソフトウェアリモコンを利用可能だ。製品発売時のIRコントロール対応機器は下記の通り。

メーカー   型番
東芝   RD-XD71D/91D、AK-V100
松下電器産業   DMR-73V-S/75V-S、DMR-EX100-S/EX150、DMR-EH53-S/EH66
シャープ   DV-TR11、DV-AR11/12
パイオニア   DVR-530H/540H
ソニー   RDZ-D50/D70、RDR-VH85、RDR-HX65
日立製作所   DV-DH500W/160W
日本ビクター   DR-MV5
三菱電機   DVR-HS315
アイ・オー・データ機器   AVLP2/DVDシリーズ、AV-LS300DW/LS300D
 
 なお、米国で既に販売(30ドル)されているWindows Mobile用クライアントソフトの国内販売や、Mac OS X用ソフトの開発も予定している。「Mac版は年内には提供する予定だ」(伊藤忠商事)。


(2006.6.26/+D LifeStyle)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-26 14:20 | 周辺機器  

応募で当たる、もらえる──902iSシリーズの“こんな”購入者特典



 多くの携帯メーカーは、新端末の発売に合わせてさまざまなプレゼントが当たるキャンペーンを実施する。本企画では、902iSシリーズをリリースしたメーカーが、どんなプレゼントキャンペーンを行っているのかをチェックした。

●プレゼントの豪華さナンバーワン──「F902iS」

 富士通は既報の通り、「64MバイトminiSDカード」「F902iSオリジナルヘッドフォン」「500円分のMusicCard」「F902iS使いこなしBOOK」「専用ポーチ」の5点セットを応募者全員にプレゼントするキャンペーンを実施中。応募にあたってはモニター登録を行い、利用後はアンケートに答える必要があるものの、その手間を差し引いてもかなり豪華なキャンペーンといえるだろう。

 またF902iSユーザー向け特典として、オダギリジョーさんのテレビCM用オリジナル楽曲やオリジナルサウンドドラマを無料で配信している。

 富士通のメーカーサイト「@Fケータイ応援団」へのアクセスは「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」から。

●抽選でDELICOのカスジャケが当たる──「P902iS」

 ドコモ初の着うたフル対応機としてデビューしたのが「P902iS」。キャンペーンも音楽にフォーカスしたプレゼントが用意された。

 P902iSユーザー向けキャンペーンの1つは、先着2万名にLOVE PSYCHEDELICOの「Free World」、Kiroroの「未来へ」、くるりの「Baby I Love You」のいずれかの楽曲が無料でもらえるというもの。メーカーサイト「P-SQUARE」内のアンケートに答えるとダウンロードできる。

 2つ目は、上記のアンケートに答えたユーザーの中から抽選で902名にLOVE PSYCHEDELICOのオリジナルグッズが当たるというもの。P902iSのCMソング「Aha!」のニューシングル(ピンボールゲームソフト付き)とオリジナルカスタムジャケットをプレゼントする(応募の締め切りは7月20日)。

 3つ目は、これからブレイクしそうな注目アーティストの着うたフルプレゼント。6月7日から9月2日までの期間中、メカネロの「エンターテイナー」、THE BABYSの「My Name is Future」、リクオの「Life is Beautiful」、Tajaの「Love for a day」、坂本麗衣の「空と海のように」を無料で配信する。

 パナソニック モバイルのメーカーサイト「P-SQUARE」へのアクセスは「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」から。

●辞書を収録したminiSDカードを抽選で1000名に──「SH902iS」

 高級感を表現したアルミパネルと、約22時間の連続音楽再生が特徴の「SH902iS」。同端末を開発したシャープは、抽選で1000名に辞書を収録した256MバイトminiSDと特製アルミカードケースをプレゼントするキャンペーンを実施中だ。応募の締め切りは7月31日24時まで。

 メモリカードは、「家庭の医学」を収録したAコース(300名)と、「辞スパ」を収録したBコース(700名)を用意する。

 シャープのメーカーサイト「SH-MODE」へのアクセスは「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」から。

●観覧車に乗って“6軸手ブレ補正”を体感──「N902iS」

 進化した手ブレ補正機能がウリの「N902iS」を開発したNECは、テレビCMのキャラクター、土屋アンナさんのスペシャル待受とテレビCMの着モーションを配信中。NEC製の携帯から携帯電話向けメーカーサイト「みんなNらんど」にアクセスすると入手できる。

 N902iSユーザー向けのプレゼントキャンペーンは、6月23日時点では特に行っていないが、N902iSの手ブレ補正機能を体感したい人向けのイベントを7月1日と7月2日に実施する。

 場所はお台場パレットタウン。大観覧車のチケット売り場正面3Fにタッチアンドトライコーナーが設けられ、N902iSを手に観覧車に乗って、手ブレ補正機能を体験できる。観覧車で撮った写真は富士写真フイルムのモバイルプリンタ「PiVi」でプリントしてもらえる。

 NECのメーカーサイト「みんなNらんど」へのアクセスは「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」から。

●グルグルで楽しめるコンテンツを配信中──「D902iS」

 回転する十字キーでスムーズなスクロールが可能になった「D902iS」。三菱電機は、D902iSユーザーを対象としたアンケートを実施中だ。アンケートに答えると、三菱電機のメーカーサイト「My D-style」で使えるMy Dポイントを2000ポイントもらえる。

 My Dポイントは、貯めたポイントに応じて各種プレゼントに応募できるもの。6月23日時点のプレゼントは、フットバス(抽選で2名:1200ポイント)、D902iS発売記念オリジナルTシャツ(4色×各5名/月:800ポイント)、D902iSちびフィギュア(4色×各5名/月:400ポイント)、で~すけイラスト待受(200ポイントでもれなくもらえる)が用意される。

 ほかにも、グルグルとワイド画面を使って楽しめるオリジナルコンテンツを配信。グルグルでスクロールする掛け軸タイプのマンガやあみだくじなどを用意した。

 三菱電機のメーカーサイト「My D-style」へのアクセスは「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」から。



(2006.6.26/+D Mobile)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-26 14:19 | 周辺機器  

衛星使い離島をIT化 JSAT、7月から実験



 通信衛星を運営するJSATは26日、衛星回線を使い東シナ海に浮かぶトカラ列島の小宝島(鹿児島県十島村)の全世帯に、ブロードバンド(高速大容量)通信を低コストで提供する初の実験を、7月から鹿児島大学の学術情報基盤センターと共同で始めることを明らかにした。
 回線を複数の世帯で効率的に利用し、1世帯当たり毎月5000円以下の料金で高速回線の常時接続を可能にするシステムの構築を目指す。離島や山間部など規模が小さい集落は、光ファイバーなど地上回線では採算を取るのが困難。鹿児島大の升屋正人助教授は「今回の実験は情報技術(IT)過疎の解消に道を開く」と話している。
(2006.6.26/共同通信)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-26 14:18 | インターネット総合  

ソフトバンク、光回線サービス割安に・既設電話線併用


 ソフトバンクは今年度中にも、既存の電話線を一部利用した割安な光ファイバー通信サービスを始める。家庭付近では電話線を活用するため、回線敷設コストが安い分、料金を下げられ、通信速度は光回線に近い。同社はADSL(非対称デジタル加入者線)最大手だが、ブロードバンド(高速大容量)通信の需要はより高速の光回線に移行中。新サービスでNTTの光回線に対抗する。

 月額料金は未定だが、6000円台(戸建て向け)が主流の光回線と、3000―4000円台のADSLの間に設定するとみられる。動画受信の頻度など、顧客のネットの使い方に応じてADSL、光回線、新サービスの3種類を売り込む。今夏に神奈川県で最大500世帯を対象にした実証実験を実施。速度や通信の安定性などを確認し、サービス開始時期を最終決定する。(2006.6.26/日本経済新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-26 11:15 | インターネット総合  

会社法対応ビジネスが活発に



先月施行された「会社法」は、大企業に対して、不祥事の防止などに向けた体制の強化を新たに義務づけたことから、情報システム関連会社の間では、これまでの業務の効率化向けだけでなく、不法行為を未然に防ぐのに役立つITシステムやソフトウエアを企業に売り込もうという動きが広がっています。このうち「富士通」は、企業の取り引きの記録と会計システムとを連携させて、実際には行われなかった取り引きで金銭がやりとりされるといった不正な会計処理を防ぐシステムなどを開発しました。また「富士ゼロックス」は、部品の調達や製品の販売といった業務の記録を文書に残し、内部監査などを迅速に行うことを可能にするソフトウエアを開発したほか、契約書などの重要書類を電子化して管理するシステムの売り込みを図っています。こうした法令順守に関連するIT関連の投資額は、国内の産業全体で向こう3年間に数千億円に上るとみられ、情報システム各社は営業の担当者の数を大幅に増やすなどして、売り上げを伸ばしたいとしています。(2006.6.25/NHK)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-25 17:10 | インターネット総合  

ブラザー工業、ICタグ付ラベルを1枚ずつ作成できるプリンター発売

ブラザー工業は21日、ICタグ付のラベルを手軽に1枚ずつ作成できる小型卓上プリンターを開発したと発表した。今後、大日本印刷と共同でソフトや読み取り装置を含むシステムに仕上げ、07年にも商品化する。08年度に100億円の売り上げを目指す新規事業の柱の一つに育てる方針だ。

 価格4万円強の自社製ラベルプリンターにICタグの書き込み装置を組み込んだ。ICタグ付テープを内蔵、ICタグにパソコン上のデータを書き込みながら1枚ずつ異なる任意の文字やイラストを印刷できる。ICタグは、かざすだけで読み込み可能な規格「ISO15693」を採用。

 既存のICタグ用プリンターは大量印刷の業務用が大半で、大型で価格も50万円以上と高価。新開発のプリンターは大きさを5分の1に小型化した。同社は大日本印刷と共同で、素人でも扱える書類の持ち出し返却管理システムや個人ユース商品に仕上げる方針だ。

(2006.6.24/日刊工業新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-25 11:53 | 周辺機器  

NECと日立、中国へのソフト開発委託拡大


 NECと日立製作所は中国へのソフトウエアの開発委託を加速する。情報システム用ソフトの受注が急増しているが、国内の技術者不足で開発が追いつかないためで、委託量をそれぞれ3割程度増やす。情報各社はこれまでも中国やインドにソフト開発を委託してきたが、主目的はコスト削減だった。国内の人材不足を補うため開発を委託する新しい流れが広がり始めた。

 開発を委託するのは金融や製造業向けの情報システムに組み込む業務用ソフト。NECは年内に、中国・上海のシステム開発子会社「NECソリューションズ」への発注量を現在の月600人分から800人分に増やす。2年後には1200人分まで拡大する計画だ。現地のソフト会社への発注も積み増す。

 日立は今年度、中国のソフト会社への発注量を月450人分上積みして同2000人分にする。系列の日立情報システムズも今年度の開発委託量を前年度の2倍の同600人に増やす
(2006.6.25/日本経済新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-25 10:24 | PC  

IPネットワーク市場で成長を続けるシスコ、その秘密は?

通信機器市場における企業統合が進むなか、Cisco Systemsは新技術や市場への先行投資が功を奏し、他社がうらやむような地位を手にしている。

 欧州時間6月19日、携帯電話メーカーのNokiaと通信機器メーカーのSiemensは合弁企業を設立し、電話会社に販売する製品ラインを統合する計画を発表した。新会社の社名はNokia Siemens Networksで、総資産は300億ドルを超える見込みだ。

 通信機器メーカーの間では統合に向けた大きな動きが相次いでおり、NokiaとSiemensの合弁もこれに続くものといえる。4月には、AlcatelとLucent Technologiesが合併計画を発表し、これにより世界最大級の無線および有線通信機器のサプライヤーが誕生することになった。また、2005年10月には、Nokiaの主要なライバル企業であるEricssonが、英国のMarconiから通信事業関連の資産の大半を買収すると発表している。

 こうした機器メーカーの提携は、通信キャリアにおける同様に大がかりな統合の動きに続くもので、ウォール街や業界関係者の多くは、次はどの企業かと憶測している。Nortel NetworksとMotorolaが統合による規模拡大を検討している可能性が高いという声もある。

 では、ネットワーク機器大手のCisco Systemsはどうだろう? 電話会社がネットワークの高機能化を進め、インターネットプロトコル(IP)ベースのサービス、たとえばIPTVなどに手を広げる中で、今後数年間のうちに大きな利益を得る企業を考えた場合、通信機器市場ではどちらかと言えば新顔のCisco Systemsは、従来の通信機器メーカーよりも有利な立場にあるだろう--こう予測するアナリストは、少なくとも1人はいる。

鍵はIP 世界の大手電話会社はすでに、音声通信のトラフィックをIPデータネットワークに乗せ始めた。そして今後まもなく、AT&TやBT、Deutsche Telekomといった大手キャリアの多くは、自社のIPネットワークで映像の伝送も始めるだろう。そうなれば、IP関連機器やIPネットワークソリューションに対する非常に大きな需要が生まれる。

 CiscoはIP機器市場で圧倒的優位を保っているが、これはIPルータおよびイーサネットスイッチの大企業向け販売実績によるところが大きい。同社の最も売れ筋の商品といえばスイッチの「Cisco Catalyst 6500」だが、同製品は過去2年間で80億ドルの売上高を上げており、過去6年間では200億ドルにのぼる。

 また、Ciscoはここ数年、電話会社やケーブル事業者への売上を増やしている。2006年第3四半期、Ciscoのサービスプロバイダ市場向けの売上は、前年同期比で10%台後半の伸びを示した。

 CiscoがIPセクターで他社以上の強みを発揮したのは単なる偶然ではない。過去5年のあいだ、NortelやLucentなどの大手ライバル企業が会計不祥事や売上の伸び悩みに苦しむ中、Ciscoは企業を次々と買収し、将来に向けて基盤を固めていた。その中には同社の事業にとって鍵となる案件もいくつかあった。

次の動きを読む また、Ciscoは複数の新たな市場や、同社が「Advanced Technologies」と呼ぶ事業分野に集中的に取り組んできた。Advanced Technologiesには、デジタルビデオ、デジタルホーム、セキュリティ、光ネットワーク、ストレージエリアネットワーク(SAN)、ワイヤレス、小規模企業向けのホステッドサービス、IPテレフォニーなどが含まれる。Ciscoでは新技術のうち、5年から7年のうちに10億ドル規模の年間売上が見込まれると判断したものを、Advanced Technologiesのカテゴリーに入れている。

 現在のところ、Advanced Technologiesグループが創出する売上は、同社の年間売上である200億ドルのほんの一部だが、これは最も成長著しい事業分野の1つでもある。Ciscoは今後数年間における同社全体の売上の伸び率について、年10%ないし15%を目標として掲げているが、Advanced Technologiesグループがこの目標達成に貢献する可能性もある。Ciscoによると、Advanced Technologiesグループは2006年第3四半期、売上を前年同期比で20%増加させたという。

 Ciscoの最高経営責任者(CEO)、John Chambers氏は、次のように話している。「市場の傾向を正しく把握することは重要だ。われわれは3年ないし5年前、他社がまだ業界の動向をはっきりと掴んでいなかったころから、投資を重ねてきた」

 たとえば、ホームネットワーキングや映像といった新市場は、Ciscoの従来の市場とはまったく異なるものだ。だがその取り組みを見ると、Ciscoの戦略の進化がはっきりとわかる。同社は単にネットワークにインフラ機器を供給するだけでなく、さらにその先まで事業を展開したのだと、Chambers氏は説明する。そして今、Ciscoはネットワークの利用率と需要をともに上昇させるような企業および消費者向けの製品を開発している。
この戦略により、Ciscoは、AlcatelやLucent、Nortelといった、単に通信トラフィックを運ぶだけの機器を事業の核に据える競合他社とは一線を画す存在となっている。たとえば、Nortelは光ネットワーク機器では市場の第一人者だ。また、Alcatelは、DSL向けの強力な製品群を開発した。そしてLucentは、携帯電話事業者向けの無線設備で強力な製品群をもつ。

 これらの事業のうち、Ciscoは光ネットワーク分野には進出したものの、DSLおよびワイヤレス分野からは距離を置く方針を選んだ(ただし光関連製品については今のところCiscoにとって満足のいく業績が上がっていない)。その代わり、同社はネットワークのさらなるインテリジェント化や付加価値の向上に注力している。

モバイル市場への野望は? Chambers氏は、AlcatelとLucentの事業統合については、Ciscoに対する競争力を高めるための防御戦術と捉えているが、SiemensとNokiaの提携については、Ciscoの製品群を補完する存在となる可能性を認めている。SiemensとNokiaはともに、通信事業者向けに無線技術や携帯電話端末を提供しているが、こうした分野にはCiscoはあえて進出しない戦略をとっているからだ。

 今のところ、Ciscoと無線ネットワーク分野の関わりは、同社製エッジルータ向けのソフトウェア提供にとどまっている。エッジルータのなかには、2.5Gあるいは3G GSMネットワークを利用して携帯電話ユーザーにインターネット、あるいは企業ネットワークへのアクセスを提供するものがあり、このソフトウェアを作成しているのだ。しかし、アナリストのなかには、Ciscoがモバイルワイヤレス市場についてさらに大きな野望を抱いてはいないのだろうかと、憶測する向きもある。(2006.6.24/CNet)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-06-24 20:15 | 周辺機器