GoogleとMicrosoftYahoo!買収提案を巡って舌戦



 米Googleと米Microsoftは3日、Microsoftが米Yahoo!に対する買収を提案したことに関連して、公の場で初めて舌戦を交えた。まず、Googleが公式ブログにこの買収に対する懸念を表明し、次いでMicrosoftがそれに反論するコメントを発表している。

 Googleのコメントを発表したのは、最高法務責任者(CLO)でコーポレートディベロップメント担当シニアバイスプレジデントのデビッド・ドラモンド氏だ。同氏は、MicrosoftによるYahoo!に対する敵対的買収は単なる企業買収の問題にとどまらず、「インターネットの根底にある原理、つまりオープンさとイノベーションを保護することだ」と述べ、この問題を再定義した。

 さらに、「Microsoftは、PCに関して行なったように、インターネットに対しても不適切で非合法的な影響力を及ぼそうとするだろうか」「Microsoftにはこれまで深刻な法的・規制違反の歴史があるにもかかわらず、さらにYahoo!を買収することによって、不公正な行ないをブラウザとOSからインターネットにまで拡大してくるのだろうか」と疑問を投げかけた。

 それだけでなく、MicrosoftとYahoo!が1つになることによって、インスタントメッセージとWebメールアカウントのシェアが極めて大きくなることも指摘。このようなシェアによって、ユーザーが他社のメールやインスタントメッセージ、Webサービスへのアクセスが保証されるのかとの疑問も呈している。

 このGoogleのコメントを受けて、Microsoftのゼネラルカウンセルであるブラッド・スミス氏が短いコメントを発表した。同氏は、「MicrosoftとYahoo!のコンビネーションは、インターネット検索とインターネット広告の分野に、疑いようのない2番目の競争相手を確立することになり、より競争のある市場を作り出すことだろう。それ以外のシナリオでは、インターネットにおける競争が少なくなることにしか繋がらない」とコメントしている。

 さらに、Googleがインターネット検索広告において75%のシェアを持ち、そのシェアが増え続けていること、またクエリー数においても米国で65%以上、欧州で85%以上のシェアを持っているのに対して、MicrosoftとYahoo!は両社合わせても米国で30%、欧州で10%のシェアを持つにすぎないことを指摘した。

 スミス氏は、「Microsoftは、インターネット上のオープンさ、イノベーション、プライバシー保護にコミットしている。我々はMicrosoftとYahoo!のコンビネーションは、この目標を前進させることに繋がると信じている」と結んでいる。

(2008.2.4/Impress Watch)
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by fbitnews2006-6 | 2008-02-04 16:55 | インターネット総合  

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