米消費者団体がRealPlayerを「バッドウェア」と認定



 非営利消費者保護団体の米StopBadware.orgは31日、RealNetworksが配布している「RealPlayer 10.5」と「RealPlayer 11」を、「バッドウェア」と認定したと発表した。

 バットウェアとは、悪意のある動作をするソフトウェアの総称で、StopBadware.orgが提唱した言葉だ。一般にはスパイウェア、マルウェア、一部アドウェアがこれに該当するとされている。

 StopBadware.orgは、米ハーバード法科大学院のBerkman Center for Internet & Societyと英オックスフォード大学のOxford Internet Instituteによって運営されている、非営利の消費者保護団体だ。消費者保護活動を行なっているComsumer Reports WebWatchが非営利スペシャルアドバイザーとして参加しており、スポンサーにはGoogle、Lenovo、PayPal、VeriSignが名を連ねている。

 今回、RealPlayer 10.5とRealPlayer 11がバッドウェアと認定されたのは、それぞれ別の理由によるものだが、いずれもRealNetworksの強引なマーケティング活動と受け取られかねない動作が挙げられている。

 RealPlayer 10.5の問題は、インストール時に「メッセージセンター」と呼ばれるソフトウェアを常駐させることだ。StopBadware.orgでは、これは誤解を招く名称であり、実際にはアプリケーションの登録を行なわないとポップアップ広告を表示させるアドウェアだとしている。そして、このことをエンドユーザーライセンス合意書に不完全な形でしか記述していないことが問題だと指摘する。

 また、RealPlayer 11の問題点は、インストール時に「Rhapsody Player Engine」をインストールすることをユーザーに知らせず、さらにRealPlayer 11を削除するときにも、このソフトを削除しないことにあるとしている。ユーザーはインストール時にも削除時にも、RealNetworksとRhapsody Player Engineの関係について知らされることがないと指摘した。

 こうしたことからStopBadware.orgでは、RealPlayerのこのような挙動をユーザーが容認するのでない限り、現バージョンのRealPlayerをインストールしないでおくか、あるいは問題点が解決されたバージョンが公開されるまで待つよう勧告している。

 StopBadware.orgでは、RealNetworksに対してRealPlayer 10.5のエンドユーザーライセンス合意書にメッセージセンターの広告行動について明記すること、さらにRealPlayer 11でインストールされるRhapsody Player Engineについて、その機能と削除オプションを提供することなどを求めている。

 この問題について、RealNetworksにコメントを求めたが、回答を得ることはできなかった。

 ただしStopBadware.orgでは、RealNetworksとこの問題について話し合った際に、同社は非常に率直だったと説明している。そして、RealPlayer 11では、デフォルトでメッセージセンターをインストールすることはしておらず、RealPlayer 11を削除するときにRhapsody Player Engineを削除しないことは間違いだったと率直に認めたとしている。
(2008.2.1/Impress Watch)
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by fbitnews2006-6 | 2008-02-01 16:27 | インターネット総合  

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