2.5GHz帯割り当て、当落のポイントは?――総務省の資料から




 総務省は12月21日、2.5GHz帯の周波数をワイヤレスブロードバンド企画とウィルコムに割り当てると発表した。

 2.5GHz帯周波数の割り当てでは、ワイヤレスブロードバンド企画とウィルコムのほか、オープンワイヤレスネットワークとアッカ・ワイヤレスも申請していた。しかし、割り当ては2社に限られるため、各社が提出した計画書をもとに総務省が審査し選定した。

 この審査で当落を分けたのは、どんなポイントだったのだろうか。総務省が公開した審査基準項目とその評価をまとめた表から知ることができる。

 基準項目は全部で11個。それぞれ、“A”「他社に比べて優位であると認められる」、“B+”「他社に比べて(優位であるという)差を有する点が認められる」、“B”「他社と同等と認められる」、“B-”「他社に比べて(劣位であるという)差を有する点が認められる」、“C”「他社に比べて劣位であると認められる」で評価されている。

 評価が高かったのはワイヤレスブロードバンド企画で、以下ウィルコム、オープンワイヤレスネットワーク(OpenWin)、アッカ・ワイヤレスの順となった。この結果、上位2社に2.5GHz帯の周波数が割り当てられることになった。

 ワイヤレスブロードバンド企画は、既に基地局の設置計画を立てており、これをもとに6000カ所の用地を確保済み。屋内用の小型基地局も開発済みで、周波数を有効利用する技術があると評価された。このほか財務基盤と電気通信事業の健全な発達に寄与するとの項目がB+だ。

 ウィルコムは現行サービスの繰入によりすべての資金をまかない、他社は2012年度としている単年度黒字を2011年度に達成する計画など財務計画が評価された。また、小型基地局の開発が終了しているなど周波数帯域の有効利用も評価のポイントだ。

 オープンワイヤレスネットワークは、11項目中10項目がB評価だが、MVNOの項目についてはA評価。OpenWinはMVNO専門の事業者となり、回線の販売については別の事業者を設立し、出資の有無に関わらず公平に設備を提供するとの計画については評価された。

 アッカ・ワイヤレスはエリア展開の計画がB-。他社は2011年には人口カバー率が70%以上、2012年にはおおよそ80%以上であるのに対して、2011年には57%、2012年には64%と低い数字だ。しかし、放送や自動車、ゲームなど幅広い業界との連携が評価され通信事業の発展と円滑な運営がAとなっている
(2007.12.26/+D Mobile)
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by fbitnews2006-6 | 2007-12-26 17:14 | 周辺機器  

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