「楽天メッセンジャー」事業化見送り、会社も12月末で解散






 楽天は20日、同社100%子会社の楽天メッセンジャー株式会社を12月31日で解散すると発表した。5月からβ版として提供してきた「楽天メッセンジャー」のサービスは20日付で休止し、正式版としての事業化はいったん見送る。

 楽天メッセンジャーは、PCへのインストールが不要で、ブラウザ上からチャットと音声通話を行なえるサービス。携帯電話のメールを活用したチャット機能も備えているのが特徴だ。開発にはフリービットが技術協力しており、アプリケーション自体がIPv6アドレスを保有する自律ノードとして存在する仕組みを取り入れている。

 楽天メッセンジャー株式会社は、今年4月27日に設立されたばかりだ。楽天では同社の解散理由として、サービスの事業化が見送られることになった点に加えて、楽天がフュージョン・コミュニケーションズを夏に子会社化するなど、楽天の通信事業の推進体制が変化していることも挙げている。楽天メッセンジャーの解散は、「現行の体制の見直しの1つ」だと説明している。楽天メッセンジャー株式会社は設立後まだ事業年度末が到来していないために確定した決算はないが、9月末までの期間で約1億円強の営業赤字が発生しているという。

 楽天メッセンジャーのサイトでは現在、トップページにサービス休止の告知を掲載しており、「サービス再開予定は現在のところ未定」と伝えている。なお、楽天メッセンジャー内の登録メンバーのリストは、今回のサービス休止によりすべて削除されるとしている。

 楽天では同じく20日、メディア・通信関係の株式への投資事業などを行なう楽天メディア・インベストメント株式会社の解散も発表している。
(2007.12.20/Impress Watch)
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by fbitnews2006-6 | 2007-12-20 20:28 | インターネット総合  

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