海賊版DVDの撮影場所を特定 NHKなどが映画に電子透かし技術開発




 映画館で盗撮、複製した映画の海賊版DVDやインターネットでの違法流出を防止しようと、流出映像がいつ、どこで撮影されたかを目に見えない信号で特定できるようにする「電子透かし」と呼ばれる新技術をNHKと三菱電機が共同開発し、5日発表した。両者は「不正流出抑止のための画期的な技術」としている。
 新技術は、フィルムに代わって普及の進むデジタルシネマに対応。上映時に、映画館のIDと上映日時の情報を、目に見えないデジタル信号にして映像と一緒に投影。信号は、スクリーンをビデオカメラで撮影したり、DVDやネットの動画ファイルに複製した場合でもそのまま残り、専用の検出ソフトで再生すると“透かし”のようにIDが現れる仕組み。
 具体的な活用方法としては、業界団体などが複製品をチェック、信号から盗撮被害のあった映画館や時間を割り出し、映画館側の警備を強化するなど、再発防止に役立てることができるという。
 開発期間は約4年。盗撮映像の一部が欠けたり、スクリーンに対して斜めに撮影しても判定できるよう改良を加えてきたという。
 海賊版DVDは、作品の封切り直後から出回ることも多く、映画産業に深刻な被害を与えているが、決定的な防止策がなかった。
 NHK放送技術研究所は「ビデオカメラの高性能化で海賊版の画質もよくなっており、防止策がますます重要になっている。新技術で歯止めをかけることができれば」としている。

(2007.12.6/産経新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2007-12-06 18:39 | 周辺機器  

<< 今年のアップルの福袋はiPod... モバイル音楽配信、2011年ま... >>