100ドルノートPCのWindows版登場へ

Microsoftは「100ドルノートPC」こと「XO」のWindows版に向けて前進しているが、少なくともまだ2~3カ月はかかるようだ 米Microsoftは、現在競合OSのLinuxを搭載している貧しい子供向けの低価格ノートPCで、Windowsを動作させる取り組みを前進させている。同社幹部が10月25日に明らかにした。

 同社は現在、Windows XPの基本的なバージョンが、非営利プロジェクトOne Laptop Per Child(OLPC)の小型ノートPC「XO」で動くように手を加えているところだ。

 「少なくない金額をこの取り組みに投じている」とMicrosoftのコーポレート副社長ウィル・プール氏は25日の取材で語った。「懸命にやっているが、まだ2~3カ月以上かかる」

 マサチューセッツ工科大学(MIT)からスピンオフしたOLPC Foundationは来月、188ドルのXOを中国で量産開始する予定で、いずれはアジア、アフリカ、ラテンアメリカの開発途上国の小学生向けに年間数百万台を製造する計画だ。

 同団体は米国とカナダでも、寄付キャンペーンを通じてXOを1台400ドルで販売する。

 XOはLinuxプログラムを実行できるよう設計されている。Linuxしか動作しないのであれば、Microsoftは世界中の数千万人の子供をWindowsに触れさせる機会を失うことになる。

 「われわれは前進している」とプール氏は言う。

 OLPC Foundationが世界中の子供向けに数百万台のノートPCを量産するという目標を達成でき、そのすべてにLinuxが搭載されたら、子供たちはWindowsよりもLinuxプログラムに慣れ親しむだろうと、このプロジェクトを取り上げたブログを書いているワヤン・ボタ氏は言う。

 「人々はWindowsの代わりになるものがあることを認識し、そちらの方が気に入るかもしれない」(同氏)

 XOは当初、目標価格から「100ドルノートPC」と呼ばれ、ひもを引いて発電する機構、言語を切り替えられるキーボード、デジタルビデオカメラ、無線接続機能を備える。

 XOを設計したメアリー・ロウ・ジェプセン氏は先日の取材で、2008年第1四半期には価格が下がるだろうと語った。この時期にはメモリ価格が大幅に下落する傾向があるからだという。

 XOが必要とする電力はわずか2ワットと、一般的なノートPCの30~40ワットと比べて少ない。HDDを搭載せずにフラッシュメモリを使い、4基のUSBポートからメモリを追加できる。

 XOの部品を供給しているのは、AMD、Marvell Technology Groupなど。Red Hatの開発支援を受け、Quanta Computerが製造に当たる。

 OLPC Foundationは11月12日に「Give 1 Get 1」キャンペーンの注文受付を始める。
(2007.10.26/ロイター)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2007-10-26 17:06 | PC  

<< 富士ゼロックス、1分で900枚... 企業サイトのブランド力、変動激... >>