MicrosoftがFacebook株を取得、Facebookの企業価値は150億ドルに




 SNS第2位の米Facebookと米Microsoftは24日、広告をめぐる両社の提携関係を拡大し、MicrosoftがFacebookの少数株主となることで合意したと発表した。この合意により、MicrosoftはFacebook株式の1%強を2億4,000万ドルで取得し、少数株主となる。これは、Facebookの企業価値を150億ドルと算出したことになる。

 この戦略的提携関係締結に伴い、MicrosoftはFacebookに広告プラットフォームを提供するサードパーティパートナーとしては唯一の企業となり、米国外におけるFacebookの広告販売を開始する。Facebookユーザーの60%は米国外にいるとされる。また、Microsoftはすでに2006年8月22日に、米国内で標準的なバナー広告をFacebookに出稿する唯一のプロバイダーとなる提携関係を締結している。この提携関係も2007年初頭に見直され、2011年まで延長されている。

 Facebookの企業価値を150億ドルと算出した今回の提携は、MicrosoftがFacebookをいかに高く評価しているかを物語っている。単純に比較することは難しいが、会員数が5,000万強のFacebookと、1,000万のmixiを比較すると、mixiの時価総額が24日時点で約2,100億円であったのに対して、Facebookの企業価値は日本円換算で約1兆7,100億円となる。会員数が5倍なのに対して、企業価値は8倍と算出されたことになる。

 Facebookは5月にプラットフォームを外部に公開し、サードパーティの開発者がFacebook上でさまざまなツールやアプリケーションを開発し、かつ広告収入を折半できるようにした。このことによって現在では8万を超える開発者がFacebook上でアプリケーションを開発し、いわば「Facebookエコノミー」を形成していると言われるまでになった。Facebookは一種のOSと見なされるようにもなっている。

 このことがMicrosoftの高評価に結び付いたことは否めないだろう。また、Microsoftのビル・ゲイツ会長をはじめとする経営陣や主要な技術者が、Facebookを頻繁に利用していることも観察されている。


 この発表と同じ日に、Facebookは同社のプラットフォームを携帯電話で利用できるようにしたことも発表した。これによりFacebookアプリケーション開発者は携帯電話向けにもアプリケーションを開発することができる。これらのアプリケーションを利用するユーザーは、メッセージの送受信方法を自分で決定することができ、WebでFacebookを利用するのと似た仕方でアプリケーションの挙動を制御できる。さらに米国で大きなシェアを持つスマートフォン「Blackberry」向けに、「Facebook for Blackberry」も発表された。
(2007.10.25/Impress Watch)
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by fbitnews2006-6 | 2007-10-25 18:30 | インターネット総合  

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