NEC、次世代無線通信規格の複数方式に対応するプロセッサー開発


 NECは次世代携帯電話の基地局や無線LANシステムなどに適用する次世代無線通信規格で、複数の通信方式を切り替えて使えるプロセッサーを開発した。単一方式に限る従来の専用LSIと価格を同等に抑え、汎用性を持たせた。ソフトウエアを書き換えるだけで、例えば無線LANやWiMAXなどの無線通信方式を携帯電話で選択的に使えるようになる。1年以内に実用化する。
 開発したプロセッサーはソフトウエアのプログラムで動作を制御する「プログラマブルプロセッサー」で、次世代無線通信に対応したのは初めてという。これまで複数の通信方式に対応できる汎用のプロセッサーは高いコストが課題だった。
 NECは無線信号をアナログ-デジタル変換した後、波形を整える処理にこのプロセッサーを適用した。演算器の配列や接続方法を工夫し、既存の汎用プロセッサーより稼働率を6割向上、80%まで引き上げた。
 またチップ内の配線面積を減らしたことで、動作速度は約2倍の300メガヘルツまで高速化した。その結果、コストは従来の汎用品に比べて10分の1以下になるとみている。
(2007.10.20/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-10-21 19:08 | PC  

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