「厚型」テレビで地デジを見る。売れ筋のデジタルチューナーはおいくら?




 地上デジタル放送(地デジ)は最新の「薄型」テレビでなければ楽しめない? そんなことはない。アナログチューナーのみでハイビジョンにも非対応のブラウン管式「厚型」テレビだって、地デジ対応の「デジタルチューナー」をつければ、とりあえず地デジが観られる。ハイビジョン画質で楽しめないのは残念だが、画面の乱れが少ない分、アナログ波に比べ映像はきれいだ。そこで、手持ちのアナログテレビを地デジ対応にするデジタルチューナーの売れ筋をまとめた。


 8月の販売台数シェア1位は、06年10月発売の八木アンテナ「地上デジタルハイビジョンチューナDTC10」で32.7%。9月25日時点でBCNが集計した市場推定価格(以下同)は1万9400円。地上デジタル放送のみに対応した専用チューナーで、テレビ番組表(EPG)機能がなく、データ放送の受信もできないシンプルなチューナーだ。

 4:3のテレビでは縦横比の違いから、地上デジタル放送の番組がテレビ画面の上下左右に映像が映らない「額縁」のような部分が出ることがあるが「DTC10」は画面のサイズに合わせて映像の表示サイズを調整して「額縁」の部分をなくす「4:3パンスキャン設定」機能を搭載。そのため、画面縦横比16:9のアナログワイドテレビだけでなく4:3の従来のアナログテレビでも利用できる。

 2位はシェア19.6%で、07年3月発売のマスプロ電工「地上・BS・110度CSディジタルチューナーDT400」。市場推定価格は3万7700円。1位の「DTC10」と同じように映像の表示サイズを調整して「額縁」の部分をなくす「フル画面表示機能」を搭載する。地上デジタル放送のほか、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送も対応。テレビ番組表機能やデータ放送も受信できる。


 3位は06年9月発売のI・Oデータ機器「地デジ&スカパー!チューナーHVT-ST200」。シェアは12.2%で、市場推定価格は2万2800円。地上デジタル放送とCS放送にも対応する。テレビ番組表(EPG)機能やデータ放送も利用でき、字幕放送にも対応する。映像の表示サイズを調整し「額縁」の部分をなくす「フィット機能」も搭載。

 4位はセントレードM.E.の「ハイビジョン対応地上デジタルチューナーYDIT-10」。市場推定価格は2万200円で、地上デジタル放送とCATVに対応する。5位はマスプロ電工の「地上・BS・110度CSディジタルチューナーDT330」で市場推定価格は3万1700円。

 こうしてみると価格帯は3万円台後半から1万円台前半の間。地デジにだけ対応したチューナーは1万円台後半から2万円台前半で比較的安い。とりあえず今のアナログテレビで地デジが見られればいいということであれば、テレビを買い換えるよりも安くつく。しかし「アナログテレビが見られなくなる前に5000円程度のデジタルチューナーの発売が必要」という総務省情報通信審議会が8月に出した中間答申の状態にはまだまだ。現状ではチューナーの製品数も少なく価格も高いという状況だ。2011年7月24日のアナログ放送終了まであと4年。その間、徐々に製品数が増え、価格も下がっていくことを期待したい。(BCN・岡本浩一)


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など23社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。

(2007.9.26/BCN)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-26 19:32 | 周辺機器  

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