ネットで親友は作れない? 英研究者が意識調査

ほとんどの人は、親友と呼べるような関係を築くには面と向かって話をすることが必要だと考えているようだ
 オンラインで巨大な友人ネットワークを構築しているからといって、必ずしもほかの人と比べて親しい友人が多いことにはならない――。英国の研究者が9月10日、そう発表した。

 米FacebookやMySpaceといったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の登場により、オンラインで何百人もの友人や知り合いを集めることが容易になったことで、人付き合いのあり方も変わりつつあるようだ。

 「われわれの調査データによると、ゆるいつながりは前より増えているものの、親友の数に関しては以前と変わっていないようだ」とシェフィールドハラム大学の進化心理学者のウィル・リーダー氏は指摘している。

 同氏は英国科学振興協会(BAAS)が主催した会合で、次のように語っている。「ほとんどの人は、親友と呼べるような関係を築くには面と向かって話をすることが必要だと考えている」

 この調査は、SNSサイトのなかでも特に人気の高いFacebookとMySpaceに焦点を絞って行われた。こうしたSNSサイトでは、何百万人ものユーザーが自分の写真や考えなど各種のコンテンツを公開し、自分のネットワークに「友人」を追加できるようになっている。

 今回の調査では、リーダー氏とその同僚の研究者らは調査対象者に対し、友情に対する考え方について一連の質問を行った。その結果、回答者のうち90%は「緊密な友人関係を築くためには相手と直接会うことが不可欠だ」と答えている。

 リーダー氏によると、面と向かったコミュニケーションが友情のカギとなるようだ。直接会って話をすれば、笑顔や笑い声などから、相手が信頼できる友人かどうかを判断できる。

 「一緒に笑ったりして、同じ目的や体験を共有していることを確認できることが必要となる」と同氏。

 「サソリの求愛ダンスにも似ている。オスはメスに食い殺されないよう、用心しながらメスに近付く」とさらに同氏。

 またリーダー氏によれば、そのほかの調査でも、オンラインに150人程度の知り合いを持つ人は多いが、そうした知り合いのうち特に親密な友人と見なされているのはほんのわずかであることが分かっている。

 たとえソーシャルネットワークが何百人あるいは1000人以上の規模に膨れ上がっている場合でも、親友の数に変化はなかった、と同氏。

 「可能性の1つとしては、こうしたネットワークの性質を変えることで、友情の維持に掛かる費用を抑えられるということはあるかもしれない」と同氏は語っている。
(2007.9.11/IT Media)
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by fbitnews2006-6 | 2007-09-11 17:10 | インターネット総合  

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