日本IBM、分散するストレージ群をグリッド技術で高効率活用・管理


 日本IBMは遠隔地に分散するストレージ(外部記憶装置)群をグリッド技術で仮想的に一つ束ね、データの効率的な活用と管理を可能にするソリューションを投入する。ストレージのグリッド対応はIT各社が競う先進領域。同社は米本社による海外での実績を先駆モデルとして、法規制対応で求められるデータの長期保存をはじめ、災害時のバックアップや参照データの統合など幅広い需要を開拓。医療や公共、流通など全業種対応でソリューション提案していく。
 発売するのは「グリッド・ストレージ・ソリューション」。最小構成は拠点に配置するノード(パソコンサーバ)4台やストレージ群(合計6テ  ラバイト)、グリッドソフトなどで構成。ノードを増設するだけで無停止でストレージ容量が柔軟に拡張できる。初期導入費用は約2500万円からになり、出荷は9月14日を予定する。
 ネットワーク接続されたすべてのストレージをグリッド基盤で束ね、仮想的な大規模ストレージ環境を構築。利用者は物理ストレージの場所を意識することなく、どこからでもデータの保存や検索、読み出しが効率的にできる。データの再配置や複製の指示、災害時の自動復旧体制といった運用ツールについても、拠点を越えて自由に設定できる。
 万一、手元のストレージがトラブルで停止した場合でも、別の拠点のストレージから参照データを自動的に探しだすことも可能。使用頻度の低いデータは安価なテープストレージに保存する機能なども備えている。
 通常、これらの手順は個々にプログラムを組まなければならない。しかし新ソリューションでは利用者があらかじめ設定したポリシー(設定方針)に沿ってすべて自動的に処理できる。
 コンピューター断層撮影装置(CT)による医療画像やCADによる設計図面、大量の公文書といった更新が発生しない参照用の大容量データの保管や共有に最適という。障害・災害対策にも適している。(2007.8.30/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-08-30 11:39 | 周辺機器  

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