ベンチャーの成長過程を分析・NPOが資金調達プロセスのDB構築


 特定非営利活動法人(NPO法人)のジャパン・ベンチャー・リサーチ(JVR、東京・渋谷)は30日、ベンチャー企業の資金調達手法に関する統計データの提供を始めた。過去に上場したベンチャー企業を対象に、会社設立から上場までに調達した資金の規模やタイミング、調達先などをデータベース化した。外部からは見えにくい上場前のベンチャー企業の資金調達の傾向を明らかにすることで、これから上場を目指す企業を支援する。

 提供するデータベースは、2000年以降に新興市場に上場した450社が対象で、第三者割当増資などの資金調達の状況を収録した。目論見書の情報や聞き取り調査などにより、どの段階でどれほどの資金を獲得して上場に至ったかがわかるようになっている。

 データベースには上場までの段階ごとの売上高や利益、社員数など基本的な経営数値のほか、出資したベンチャーキャピタルやファンドの名称、調達額などを盛り込んだ。日本では上場前の企業に関する財務データが統計的に把握されておらず、ベンチャー企業の実態をわかりにくくする要因になっていたという。









 今後は未上場企業についても訪問調査などによりデータを追加する。データベースは学術利用の用途で大学やシンクタンクに提供したり、投資・資本調達の参考にしたいベンチャーキャピタルや上場を狙う企業家に提供したりすることを想定している。利用には会員登録が必要で、会費は年間10万円。利用・分析の費用は、学術利用は無料など、用途によって異なる。
(2007.8.30/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-08-30 09:44 | インターネット総合  

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