ラオックス、秋葉原名物「ザ・コン館」9月30日閉店を発表、店舗の売却で




 ラオックス(山下巌社長)は8月3日、秋葉原にある旗艦店「ザ・コンピュータ館」を9月30日に閉店すると発表した。同社では、「運用効率の低い大型店舗の売却により、財務体質の強化を図る」としており、有利子負債の完済が目的。不動産会社のアイ・キャピタルエステートに8月上旬にも譲渡する。価格については、現在協議中という。



 地下に店舗を構えるメイドカフェ「Amusement Cafeめいどinじゃぱん」が7月31日に発表した閉店の告知に、「ザ・コン館」の閉店をうかがわせる内容が書かれており、一部では「ザ・コン館が閉店するのでは」とささやかれていた。

 「ザ・コン館」は、秋葉原電気街で屈指の大型コンピュータ専門店として90年4月にオープン。そのものズバリの店名と大きな看板、さらに「パソコン関連商品だけの大型店舗」という当時まだ珍しかったコンセプトに人気が集まった。その後、Windows95の発売やインターネットの爆発的な普及に伴うパソコンの黄金期を経て、厳しい価格競争の時代に突入。パソコンが日用品化するにつれ、開店当時のコンセプトも転換を求められていた。

 05年8月には「再起動」というコンセプトで大規模なリニューアルを敢行。しかし起死回生の一打とはならず、秋葉原のランドマーク的存在としても長年親しまれてきた「ザ・コン館」は、17年の歴史に幕を下ろすことになった。なお同社では、別の地で「ザ・コン館」を展開するかどうかについては、検討中としている。

 ラオックスは赤字体質の脱却に向け、これまで役員体制の刷新など抜本的な経営再建を実施してきた。固定資産の譲渡により、4年前に424億600万円あった有利子負債を、今年8月3日の時点で55億6600万円まで圧縮。財務体質強化の仕上げとして「ザ・コン館」の譲渡に踏み切った。これにより、今年度(08年3月期)中に有利子負債を完済するめどが立ったとしている。

 また、昨年度(07年3月期)には長期在留在庫の一掃で在庫を絞り込めたとしており、今後は、地域密着型のドミナント(高密度多店舗展開)戦略を首都圏で打ち出すことで黒字転換を目指す。
(2007.8.3/BCN)
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by fbitnews2006-6 | 2007-08-04 04:40 | PC  

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