NEC・日立 静かなパソコン 世界初の水冷式HDD





 NECと日立製作所は30日、世界初のハードディスク駆動装置(HDD)の水冷機構などでパソコンの稼働音を従来の3分の1に低減する静音システム技術を共同開発したと発表した。この技術を採用したパソコンは、最大稼働時でも聴音検査を行う際の適正基準(25デシベル未満)の静けさと同等の22・4~24・0デシベルの静音性を実現できるという。

 NECは同技術をデスクトップパソコンに応用し、ほとんど稼働音が聞こえず、高音質の映像・音楽をそのまま楽しめる「静かなAVパソコン」を秋にも年末商戦向けに商品化する。

 パソコンは、CPU(中央演算処理装置)をはじめとする内部部品の稼働熱を抑える空冷ファンや、データ記録のHDDの機械駆動部といった大きな騒音源を抱えている。これに対し、新開発の静音システムは、中核部品のCPUとHDDの熱除去に空冷ファンを使わず、水の循環で冷やす水冷機構を採用しパソコン全体の稼働音を大幅に低減した。システムは日立がマレーシアの工場で量産する。

 CPUへの水冷技術の応用はすでに実用化されているが、今回は日立のCPU向け水冷技術をベースに、水冷の対象を初めてHDDに拡大。HDD全体を高性能の吸音・防振材で包み込み遮音する一方、吸音材で囲まれた内部にも冷却水を循環。CPUとHDDの双方を同時に冷やす世界初の仕組みによって、主要な騒音源への静音対策を可能にした。
(2007.7.31/フジサンケイ ビジネスアイ)
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by fbitnews2006-6 | 2007-07-31 15:17 | PC  

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