富士通、モバイルWiMAX事業を拡充-小型基地局を国内外に投入


 富士通は移動体向け無線高速大容量通信技術「モバイルWiMAX」事業を拡充する。08年春に小型のモバイルWiMAX基地局を国内外で発売する。屋外での高速データ通信の需要は増加しており、世界規模でのモバイルWiMAX市場拡大が見込まれる。08年以降に日本や米国などで同技術を使った無線サービスが始まる可能性が高いことから、同社は基地局などの設備のほか、携帯電話やパソコンに装着する通信カードなど端末用機器も順次発売する方針。
 富士通が発売するモバイルWiMAXの基地局は電力効率の高い増幅器などを搭載し小型化した。最大通信速度75メガビットで通信距離数キロ―数十キロメートルを実現する無線標準規格「IEEE802・16e」に基づく。現在の第3世代携帯電話や無線LANと比べて、高速なデータ通信が広域で可能になる。通信事業者は電柱やビルに基地局を設置し、都市内通信網などを経由してのデータ通信サービスを行う。
 同社は装置を含めたネットワークの設計サービスも提供する予定。8月にはモバイルWiMAX端末向け高密度集積回路(LSI)を発売するなど、同事業で製品のラインアップを拡充していく。
 国内では07年秋にも総務省が、モバイルWiMAXの採用が有力視される新周波数帯2・5ギガヘルツ帯を通信事業者に割り当てる予定。国外では韓国通信事業者のKTがすでにモバイルWiMAXの通信サービスを始めているほか、米国では携帯電話事業者のスプリント・ネクステルも08年末に1億人をカバーするモバイルWiMAX網を構築する計画だ。世界のモバイルWiMAX基地局市場は2010年に2000億円規模に成長するとみられる。(2007.7.31/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-07-31 12:03 | インターネット総合  

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