友人や同僚との“距離感”を考える語尾表現




 メールやインスタントメッセンジャーなどのテキストによるコミュニケーションは、なかなか難しい。ビジネス文書というと、とかく堅く考えがちだが親密度によっては、崩した表現のほうが伝わる場合もある。そんな親密度に応じた語尾表現を考えてみよう。



●「!」「ー」「~」

 「どこまで親密か」を測るには崩した表現が通用するかどうかを見てみるのがいい。まず基本的なところとしては、語尾に「!」(感嘆符)を付けるやり方だ。たとえば、「本日はよろしくお願いします!」とメールした相手が、「こちらこそよろしくお願いします!」と語尾を合わせてくれた場合、感嘆符は通じる間柄──といえそうだ。何かを“強く”お願いしたいときに「お願いします!!」と感嘆符を重ねると効果も倍増するかもしれない。

 「!」を打つほどでもない場合は、語尾を延ばしてみるのもアリ。「本日はよろしくお願いしますー」であったり「本日はよろしくお願いします~」といったような表現だ。感嘆符はダイナミックで「元気」がある印象を与えるのに対して、音引き(ー)や波線(~)はスタティックでまったりしたイメージを受ける。ゆるーいお願いに使うといいだろう。個人的には普通の音引き(ー)よりも波線(~)のほうが砕けた感じがするが、多用するとちょっとマヌケな感じもするから注意しよう。

 いずれも初めてのコミュニケーションで使うのははばかれるが、2~3回のコミュニケーション後、人間関係をより親密にしたい相手に試してみるといいだろう。もちろん、先方が乗ってこない場合もある。そのときはまだ機が熟していないと見るべきだ。無理強いはしないほうがいい。

●(笑)(苦笑)


 語尾に(笑)や(苦笑)を付ける人もいる。こちらは「!」「ー」「~」とは微妙にニュアンスが異なる。受け手として困るのは「今回はうまくいきませんでした(笑)」とかいう表現。「そこは笑うところではない」という部分に(笑)とあったりすると、思わずツッコミを入れたくなる。(苦笑)も、「今回はうまくいきませんでした(苦笑)」というようにネガティブなトピックにつけると言い訳がましく見えるから注意しよう。

 いずれにせよ(笑)や(苦笑)は話の本筋ではなく、ちょっとしたエピソードの語尾につけると会話の潤滑油として機能する。あまり連発しないように気をつけよう。

●顔文字/絵文字

 さらに障壁が高いのは顔文字。人によっては強い嫌悪感を示す人もいるが、うまく使えば言葉よりもリラックスした表現方法が可能だ。さきほどの(笑)や(苦笑)の代わりに「(^^)」や「(^^;)」を使う人もいる。漢字よりもやわらかい感じになるのではないだろうか。

 また、顔文字は“顔”の輪郭を表す()を抜かして書くのもありだ。例えば「(^^;)」は「^^;」でもいい。むしろ()を省いたほうがシンプルな印象を受ける。

 携帯電話などで利用できる絵文字は、キャリアや機種への依存性が高いこと念頭に置こう。つまり、キャリアによっては正常に表示できなかったりするケースがあるということだ。とはいえ、携帯電話のメールアドレスを交換するぐらいであれば、多少の失敗はお互い許容する間柄かもしれない。まずは絵文字を送ってみて、先方から同じように絵文字が帰ってくるのを様子見するのもいいだろう。

●2ちゃん用語/ギャル文字

 最近ビジネスの現場で何気なく利用されていたりするのが「2ちゃんねる用語」。例えばニヤッとした笑いを示すといわれる「w」や、がっくりした状態を表す「orz」などは散見する(もちろん、筆者の職場環境が特殊だからだろうが)。

 2ちゃん用語が通用すると分かると、先方のインターネットに関するある種バックボーンもぼんやり分かる。そうした“文化的背景”が一致すると驚くほど仕事が進んだりするから不思議である。もちろん全く通用しないケースもあり、その場合は使用を差し控えたほうがいい。なお、自分が知らない表現を相手に使われた場合、恥ずかしがらずにその意味を聞いてみるのもアリ。面白い表現方法を“会得”できるはずだ。

 現状のビジネスコミュニケーションではあまり見かけないが、将来的には「ギャル文字」を使う人も出てくるかもしれない。たとえば「よろしくお願いします」を「ょЗU<ぉ願ぃUます★」(編集部訳:よろしくお願いします)なんて送られてくるケースだ。ちなみに筆者も面白がってメールの署名などをギャル文字で書いていたこともあったが、さすがに上司に怒られてしまったのは秘密である。

 以上、語尾に関して表現方法を考えてみた。いずれも「これが正解!」という解はない。読者のなかでもっといい表現があるという場合は、はてなブックマークやトラックバックを通じて教えていただけると幸いだ。
(2007.7.30/ITmedia Biz.ID)
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