「日本の子供のメール使用頻度は最低」など意外?な結果に~MS、16か国・18,000人の子供を対象に大規模調査




 米国時間7月24日に、マイクロソフト、MTVネットワークス、ニコロデオンの3社は、18,000名の8歳~24歳の子供・若者を対象にして、デジタル技術に関する過去最大規模の調査を共同で行ったことを発表した。

 調査の対象国は、イギリス、ドイツ、オランダ、イタリア、スウェーデン、デンマーク、ポーランド、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、中国、インド、日本、オーストラリア、ニュージーランドの16か国。この調査では「若者の生活に影響を与える21の技術」として、インターネット、メール、PC、テレビ、携帯電話、IM、ケーブル/衛星テレビ、DVD、MP3、ステレオ/ハイファイ、デジタルカメラ、ソーシャル ネットワーク、オンライン/オフラインのビデオゲーム、CD、HDTV、VHS、ウェブカメラ、MP4プレイヤー、DVR/PVRおよび携帯ゲーム機について、子供や若者とデジタル技術の関係に関する“従来の定説”に疑問を投げかけ、文化、年齢、性別が技術の使われ方に与える影響を研究するために行われた。

 おもなポイントとしては、「IM、メール、SNSや携帯電話/SMSなどのデジタル通信は、テレビを補完するもので、テレビと競合するものではない」「子供は携帯電話やインターネットをいつも使っているものの、技術そのものが大好きなのは20%のみ」「若い男性の友人の数は、13~14歳から14~17歳にかけて2倍以上 (24人から69人)に増えている」「友人数が最大の年齢層と性別は、14~17歳の少女ではなく、18~21歳の男性で、平均70人の友人がいる」といった点が報告された。


 気になる各国間の違いにおいて、日本は、「若者はプライバシーがあまりない小さな家に住んでおり、通常は、大学に行き、家を離れて社会的なつきあいをすることが多くなるまでは、自分のPCをもつことはありません。結果として、彼らの主なデジタル機器は、携帯電話になります。プライバシーと携帯性が確保されるからです。」と分析されている。一般的なPCメール、IMの使用頻度は調査対象の16か国でもっとも低く、8~14歳の子供は、「実際に会ったことのないネット上の友人」(世界平均は5人)が1人であり、「ネット上の友人はほとんどいない」と結論づけられている。なお10代全般の場合でも、「実際に会ったことのないネット上の友人」は世界平均の20人に対し日本は7人のみとなっている(トップはブラジルの46人)。

 一方で、日本、中国、ポーランド、ドイツは、「オンラインでコミュニケーションしたい」という希望において、他国よりも高いスコアを記録した。中国の若者のみ、その過半数が面と向かって会うよりも文字のやりとりを好むとのこと。

 そのほか他国の特徴的な事情としては、イタリア、ブラジル、オーストラリアなど、屋外の文化が強い国では、若者は待ち合わせや、遊び、友人の写真を撮ることなどに携帯電話を使うなど、「気候による影響」が指摘されている。安全性の問題においては、「外に出るときに携帯電話を持っているとより安心できる」という回答が高いのは、イギリスの81%。特にメキシコでは、親は不可欠な安全グッズとして携帯電話を子供に買い与えているらしい。インターネットに関しては、ドイツの8~14歳の子供が、すべての調査対象国の中でインターネット利用率、インターネットを前向きに見る傾向がもっとも低く、「インターネットが大好きである」と答えたのは、オランダの子供の73%に対して25%のみだった。この行動は、ドイツの親の監督の厳しさが関連していると考えられるとのこと。

 デジタル技術好きな“オタク気質”については、各国全般的にあまり見られず、技術なしでは生きられないと言っていたデンマークとオランダが逆に最低値を示した。新しいメディア専門用語について、回答者の8%のみが「マルチプラットフォーム」という用語を使い、16%のみが「ソーシャル ネットワーキング」という用語を使っていることを認めた。彼らがもっとも頻繁に使う用語は、「ダウンロード」「焼く」など、無料のコンテンツへのアクセスに関連する用語だった。

 いずれにしても、好きな遊びのトップは「テレビを見る」(85%)、「音楽を聴く」(70%)、「友達と遊ぶ」(68%)といったもので、子供もティーンエイジャーも、昔から大きくは変わらないという結論が見て取れそうだ。
(2007.7.26/RBB TODAY)
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by fbitnews2006-6 | 2007-07-27 03:29 | インターネット総合  

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