携帯電話で出欠確認 青森大開発、他大学でも利用拡大




 青森大(青森市)が2005年に開発した「携帯電話による出欠確認システム」が、ほかの大学でも使われ始めた。学生の履修科目の出席状況が一目で分かり、教員の労力も大幅に軽減できるのがメリット。導入した大学では「携帯全盛の時代にぴったり。休みがちな学生の指導や授業改善に役立つ」と好評だ。

 システムは、青森大の福永栄一准教授のチームが開発し、青森共同計算センター(青森市)が実用化した。今年5月に大阪電気通信大(大阪府寝屋川市)が導入。6月には九州の大学が試行を始め、本格的な使用を検討している。

 確認方法は、講義中に教員が1けたの数字を発表。学生は携帯電話で、1分以内に数字と講義名を専用サイトに入力する。携帯を忘れたり、持っていなかったりした学生は出席カードで対応する。

 代返防止のため、無作為に選んだ数人に、起立して名前を告げるよう求めるメールが届く。サイトには履修登録や休講などを知らせる掲示板の機能もある。大阪電気通信大は教育サービスの向上を目的に、ほとんどの学部で導入。代返防止のメールには、100円の生協利用券の「当たり」が付くようにした。

 学生160人が履修する歴史学の講義を持つ同大の小田康徳教授は「出席者が増え、遅刻も減った」と効果を指摘。以前は出席カードの集計に1時間ほどかかるため、講義2、3回に一度の配布が限度だったといい、時間と労力の大幅な節約につながった。

 小田教授は「最近はまじめに出席しても講義を理解できない学生がいる。出欠の手間が減った分、学生に講義の要点を書かせるなど指導に力を注げる」と歓迎する。

 開発した福永准教授は「わずかな労力と時間で講義への出席を促せる。大学生の学力低下が問題となる中で、大学教育の改革につながる」と話している。


(2007.7.16/河北新報)
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by fbitnews2006-6 | 2007-07-16 05:03 | 周辺機器  

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