「呉越同舟?」ソフトバンクとイー・アクセス、WiMAX参入へ共同調査


 イー・アクセスとソフトバンクは21日、東京・千代田で会見を開き、次世代高速無線通信規格「WiMAX(ワイマックス)」の事業化調査を共同で始めると発表した。総務省の次世代高速無線通信の免許割り当て方針を受け、各社単独での免許取得は不可能と判断、共同事業化の道を探る。免許申請は早ければ7月末から始まる見込みで、「リミットは8月。それまでに結論を出す」(ソフトバンクモバイルの宮川潤一CTO)としている。

 事業化調査では、共同でWiMAX実証実験や市場性の分析を行い、ビジネスモデルを検討する。

 総務省は5月15日に既存の携帯電話会社には次世代高速無線通信の免許を単独で与えず、出資比率3分の1以下の会社での参入であれば認める方針を発表。これを受け携帯各社は合従連衡を模索していた。ソフトバンクモバイルは「全キャリアに話をしにいった」(宮川CTO)といい、孫正義社長と千本倖生イー・アクセス会長の電話会談で共同事業化調査を始めることを決定したという。

 千本会長は「イー・アクセスとソフトバンクはADSLでいい競争相手だった。ベンチャー的な精神が似ており、NTTのような既存会社と比べるとDNAは近い」と述べ、宮川CTOは「今までこの2社が並んで会見するのはありえなかったことだが、3分の1ルールが後押しをした」と応えた。





 事業化調査は他企業にも参加を呼びかけ、戦略的パートナーや出資企業を募るとしている。ただ、「とりあえず同棲してみようということで、家庭内別居や離婚もありえる」(千本会長)といい、まずは共同研究から始めるということを強調していた。

 イー・アクセスは当初、「データ端末・新料金プランの発表」のための記者会見を予定していたが、急遽今回の発表に差し変わった。会見は20分ほど遅れて始まり、宮川CTOが会見場に到着したのは40分ほど後。発表内容は会見の1時間ほど前に決まったといい、「孫さんから、行けないから代わりに行け、とさっき言われて来た」(宮川CTO)というドタバタ会見だった。
(2007.6.21/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-06-21 19:47 | インターネット総合  

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