検索エンジンの理想の広告形態は、寿司屋の「おまかせ」コース



「おまかせ」(Omakase) というのは、寿司屋の板前などが個々のお客に合わせて、その日の特別の料理を揃えてくれるという、日本独特の習慣だ。この Omakase サービスは、カスタマイズした広告を配信する検索エンジンの目標でもある。

検索エンジンがこのような目標を掲げてから10年以上が経過し、Google と Microsoft は13日、カナダのトロントで開かれている『Search Engine Strategies Conference & Expo Toronto 2007』(6月12日-13日) のパネルディスカッションで、ユーザーが希望どおり Omakase のサービスを得られるよう広告の関連性を向上させる計画について議論した。

Microsoft で検索メディア事業マネージャを務める Jason Dailey 氏は、『adCenter』と『Live Search』で Omakase の完成を目指す Microsoft の取り組みについて話した。Dailey 氏によると、パーソナライズ検索と広告関連性を結びつけて、検索者の意図を加えると、強力な広告になるという。

「Omakase はシェフにより大きなプレッシャーをかける。というのも、シェフはお客の信頼を維持したいからだ。われわれは、これを実践しようとしている。検索アルゴリズムの点から見て実現は可能だし、これをわが社は adCenter でやろうとしている」と Dailey 氏は述べた。

Microsoft の adCenter で鍵を握るのは『Quality-Based Ranking』と呼ばれるもので、ユーザーの意図を推測して広告関連性の判断を支援する。

一方の Google は、『Quality Score』という独自の広告関連性測定規準をもっている。大半の人にとっては、これまで Quality Score が実際にどのように測定するのか謎だったが、まもなくスタートする2つの計画で、Quality Score の内容がかなり明らかになりそうだ。


Quality Score の是非は、検索広告主に対する透明性を高め、自分たちが購入したキーワードや広告がどのようにランク付けされているかを明確に示すことにかかっていると言っていい。Google のグループビジネス製品における広告品質管理マネージャの Nick Fox 氏は、Google がつい最近、同社の広告プラットフォーム『AdWords』内にあるユーザーのダッシュボードで、Quality Score のコラムを開始したことを明らかにした。Quality Score のコラムを見れば、広告主は自分のスコアが何点かということが非常によくわかる。

Fox 氏によると、Google は6月18日の週あたりに、『Search Query Performance』というレポートを開始するという。これは、クリックにまでつながった広告を引き出した検索クエリの発生日を示す報告書だ。

また、Google は今後数週間のうちに、Quality Score のもう1つの機能、『Keyword Analysis』のページを開設してベータ提供を始めるという。

「これは、Quality Score のコラムを発展させたものだ。われわれは、なぜそのような測定結果になり、何が問題なのか、といった洞察を提供しようとしている。これによって、Quality Score がなぜそうなっているのか、詳しい情報を提供できるよう願っている」と Fox 氏は述べた。

(2007.6.14/japan.internet.com)
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by fbitnews2006-6 | 2007-06-14 18:00 | インターネット総合  

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