冷害予測システム:ネットで公開、農作物を守る 東北農業研究センターが開発 /岩手



 東北農業研究センター(盛岡市下厨川)のやませ気象変動研究チームは、やませによる冷害の発生を気象データを利用して事前に予測するシステムを開発した。インターネットで一般に無料で公開する。稲など農作物被害の軽減に効果を発揮する研究として注目を浴びそうだ。
 東北地方では1980年代以降、5年周期で冷夏と暑夏が交互に訪れている可能性が高いことが分かっている。03年の冷害では東北全体の水稲作況指数が80となり、農家に大打撃を与えた。そのため、冷害を事前に予測して農家に早めの対処を促すシステムの開発が急務となっていた。
 システムでは、農水省の関連機関から取得した気象予測データを利用して、7日先までの予測気温分布や、深水管理(水田に水を通常より深くためて、低温から幼穂を水温で守る技術)の必要度などを1キロ四方メッシュで色別に表示。システムに接続した農家は水田がある地点の情報を基に、深水管理をやませが吹く前に実行することができる。それによって、稲の花粉の受精能力を低下させず、穂が実らない青立ちの状態になるのを防ぐというわけだ。
 気象予測データを使っての農作物被害軽減システムの開発は国内初。研究チーム長の菅野洋光理学博士は「冷害は農家にとって死活問題。東北のような不安定な気象条件では、的確な気象予測に基づいた早めの対策が重要になる」と話す。
(2007.6.8/毎日新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-06-08 18:30 | インターネット総合  

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