グーグルCEO、携帯電話戦略の詳細を明らかに


 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル) グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は、同社が携帯電話戦略の中心に据えるのは、他のソフトウエア開発業者がアプリケーションを構築する基盤となるプラットホームのほか、携帯電話向けアプリケーションソフトだと述べた。

 ウォール・ストリート・ジャーナルがカリフォルニア州カールスバッドで開催したハイテク企業幹部会議「D:オール・シングズ・デジタル」で発言した同CEOは、同社がグーグル・ブランドの携帯電話端末・サービスの提供を計画しているとのうわさについては直接言及しなかった。ただ、グーグルの携帯電話向け戦略の詳細を新たに明らかにし、これを全世界でおよそ20億人のモバイル機器利用者を対象にしたサービス・広告の拡大を狙う同社の優先事項の1つと位置づけた。

 同CEOは、グーグルが新しい携帯電話向けアプリケーションの開発で通信会社と協力している、と語った。また、端末の画面サイズが小さいため、携帯機器を利用したインターネットサービスはコンピューターと異なるものにする必要があり、新アプリケーションが不可欠だ、とした。

 グーグルの計画に詳しい2人の関係者は、同社が基本的には、一連の携帯電話サービス運営に向けた独自の基本ソフト(OS)を構築している、と語った。グーグルはすでに電子メールサービス「Gメール」や地図情報サービス「グーグル・マップス」など、単独ベースではいくつかのモバイルアプリを提供している。ただ、これらのサービスが利用できるのは依然一部の携帯電話端末・サービスのみで、グーグルの統一サービスには組み込まれていない。同社の計画について聞かれた別の関係者は、同社がアジアの携帯電話端末メーカーらとの間で、すべてのアプリケーションを新しい機器の製品ラインに搭載することで交渉している、と述べた。

 事情筋によると、グーグルはこれらの高度なアプリケーションやサービスの市場投入について、AT&Tやスプリント・ネクステルなど米通信大手少なくとも2、3社のほか、欧州の数社とも検討している。AT&T、スプリント、ベライゾン・ワイヤレスの米通信業界上位3社の担当者はコメントを控えた。ベライゾン・ワイヤレスは、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズと英ボーダフォン・グルーフ゜の合弁会社。

 シュミットCEOは、今後続々とグーグルの携帯電話向けアプリケーションを開発する、と語った。その上で、動画やその他のデータ交換を背景に「これら端末の新モデルは個人対個人(のコミュニケーション向け)のものになる」と語った。また、端末間のテキストメッセージについて「SMSに火がついたかのようだ」と付け加えた。(2007.6.4/日本経済新聞
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by fbitnews2006-6 | 2007-06-04 09:15 | インターネット総合  

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