「許せねえ!」とメタル侍見参 東映京都撮影所ネット映画第1弾



 東映京都撮影所(京撮、京都市右京区)がネット配信用に制作していた映画が完成した。映画作りの東京集中やテレビ時代劇の制作本数が減る中、若手スタッフを積極起用し、時代劇をベースにした映画作りの技術を伝承する試み。第一弾は「メタル侍(ざむらい)」。悪奉行たちの陰謀を謎の浪人が見参し、「ヘビ・メタ」の爆音で阻止する型破りな物語で、太秦の衰退は「許せねえ!」とばかりに活躍する。ネット上で6月中旬に公開する。
 京撮は、一昨年制作した大ヒット映画「男たちの大和/YAMATO」などで邦画界をけん引しているが、若手スタッフの養成の場でもあるテレビ時代劇の制作が近年減少。今秋には「遠山の金さん」などで36年続いたテレビ時代劇のレギュラー枠が廃止される見通しで、新たな人材育成の場作りが急務だった。
 ネット配信用映画は、ソフト制作販売のコロムビアミュージックエンタテイメント(東京都)と共同で年10本程度を制作する。当面は上映時間30分程度の短編を作り、放送やDVD販売も含めた多様な配信用ソフトとして活用したいという。
 京撮内で脚本を募り、監督のほか、撮影や照明などのスタッフも若手を起用する。第一弾「メタル侍」は昨夏から準備を進め、今後シリーズ化を計画している。監督・脚本を手掛けた兼崎涼介さん(31)は「時代劇の型を踏襲しながらネットでも見てもらえるようなキャラクターの強い娯楽作品に仕上げた」としている。
 奈村協・京撮所長は「時代劇は小説ではブームを呼んでおり、復活の可能性は十分にある。伝統の中で蓄えたノウハウを、いろんな作品を作り続けることで継承していきたい」と話している。
 ネット上での閲覧方法などは決まり次第公表する。問い合わせはコロムビア社TEL03(3588)2200。

(2007.5.24/京都新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-05-24 17:11 | インターネット総合  

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