アナログ放送終了後の周波数、携帯向け重点配分
総務省は14日、2011年にテレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に移行することに伴い、空きができる周波数帯の再配分計画を決めた。携帯電話や携帯電話向けの新放送に重点配分し、きめ細かい渋滞情報などを知らせる高度道路交通システム(ITS)などにも使う。
テレビのデジタル化に伴い、現在の地上波テレビが使っている周波数帯のうち、約4分の1にあたる130メガヘルツの空きが出る。情報通信審議会(総務相の諮問機関)の専門委員会は14日にまとめた報告書で、空く周波数帯の再配分計画を決めた。通信・放送業界などの意見を聞いたうえで正式決定し、6月に総務相に答申する。
130メガヘルツのうち、携帯電話に40メガヘルツを新たに割り振る。単純計算すると、第三世代の携帯電話で約5000万人分の利用が可能になる。携帯電話の混雑緩和や、高精細な動画配信などの新サービスなどがしやすくなりそうだ。通信会社や放送局などが携帯電話専用に放送する新サービスにも32.5メガヘルツを配分する。(2007.5.15/日本経済新聞)
by fbitnews2006-6 | 2007-05-15 09:36 | インターネット総合