企業向け検索エンジン市場、外資系ITベンダーが攻勢



 外資系大手ITベンダーが企業向け検索エンジン市場で攻勢をかけている。日本IBMは検索エンジン「オムニファインド」のヤフー版のサポートサービスを開始。同エンジンが日本語対応したのを機に市場開拓を本格化する。日本オラクルも検索エンジン「セキュア・エンタープライズ・サーチ10g」の最新版を投入。新機能になる他社製ソフトの横断検索を武器に市場拡大に挑む。企業向け検索エンジン市場にはすでにグーグルも参入しており、外資同士のつば競り合いが注目される。

 オムニファインドはライセンス料が無償の企業向け検索エンジン。発売以来、わずか4カ月でダウンロード数が1万6000を超えるなど予想を上回る反響となり、いち早く最新版を投入した。英語以外に新たに日本語を含め15カ国語の言語サポートを実現。さらにユーザー自身が簡単に新しい検索アプリケーションを構築したり、ウェブページやオフィス文書の枠を超えてカスタマイズ(個別対応)したコンテンツ(情報の内容)も検索できる。

 ヤフーウェブサイト(http‥//omnifind.ibm.yahoo.com)からダウンロードすれば個人でも使えるが、企業向けには有償のサポートサービスを各国で用意。日本では「エリート・サポート・フォー・オムニファインド・ヤフー・エディション」の名称で、サポート料は22万7900円から設定した。

 06年3月に企業向け検索エンジン市場に参入した米オラクル。日本ではすでに10社以上で導入実績を持つ。4月に発売した最新版では同エンジンから他社製ソフトの横断検索を可能とする13種類を超えるコネクターを追加した。

 グーグル(東京都渋谷区)は検索エンジンとハードを一体化したアプライアンス(用途に特化した)製品「グーグルミニ」を先兵に、企業向け検索エンジン市場で新機軸を打ち出している。一般消費者向け検索エンジン市場ではグーグル、ヤフー、マイクロソフトの3強がその地位を固める。しかし企業向けではIBMやオラクルをはじめ強豪ベンダーが数多く、“戦国時代”の様相を呈している。(2007.5.3/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2007-05-03 19:36 | インターネット総合  

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