Vista搭載PCが売れない、iPod対応は起爆剤になるか




 マイクロソフトのWindows本部 本部長 ジェイ・ジェイミソン氏は4月23日の説明会でiPodのWindows Vistaサポートについて「アップルとマイクロソフトが協力して使えるようにする。まもなくアップルが対応を発表するだろう」と語り、iPodのVistaサポートを約束した。



 1月30日に一般ユーザー向けに発売したVistaだが、それ以降の国内のPC出荷は「期待を下回る推移」(ジェイミソン氏)といい、低調。ジェイミソン氏は「中長期的な展望は明るい」と強調し、iPodのサポートを普及拡大の起爆剤とする考えを示した。

 マイクロソフトによるとiPodのVistaサポートは「調査中」で、正式にはサポートされていない。iTunesについても新版でVistaに対応したが互換性の問題が一部で残る。マルチメディア系のソフトウェアでもVista対応が進んでいない製品があり、Vista普及の足を引っ張っている。Vista対応のソフトウェアは国内で約2300製品、周辺機器は約5400製品となったが、iPod対応など「いくつかの課題がある」(ジェイミソン氏)のが現状だ。

 Vistaは発売1カ月後で、Windows XPの同時期の2倍に当たる2000万本以上のライセンスを世界で販売するなど好調だった。国内でも2007年2月のPC販売数量は前年同月に比べて107%だった(GfK Japan、以下同)。しかし、3月には97%と早くも失速。新製品に強い興味を持つアーリーアダプターを発売直後につかんだものの、一般のユーザーや企業ユーザーに広がらなかった。今後はVistaの特徴を分かりやすく訴求し、一般ユーザーや企業ユーザーの支持を広げることが課題になる。

 ジェイミソン氏が「中長期的な展望は明るい」と語る理由は、国内でのプレミアムエディション(Ultimate、Business、Home Premium)の利用率の高さ。店頭で販売されるPCの40%以上はプレミアムエディションを搭載していて、メーカー製PCでは70%以上がプレミアムエディションをプリインストールしている。ジェイミソン氏はプレミアムエディションが支持される理由を「ユーザーがデジタルライフスタイルに移行していて、PCの使い方を変えようとしている」と指摘し、Vistaの支持拡大に自信を示した。
(2007.4.22/@IT)
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by fbitnews2006-6 | 2007-04-23 20:58 | PC  

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