デジタル地図で戦前の街並み再現へ 情報協力を 仙台

昨夏にメディアテークであった街の歴史を紹介するイベント。今夏も開催する予定で、デジタル地図のデータを公開し、市民の情報を集める

 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区)と青葉区中央市民センターが連携し、デジタル処理した写真と詳細な地図で、戦前の市中心部の街並みを再現する「デジタル地図」の作製に取り組む。街の歴史を次代に伝える試みで、早ければ2008年度に完成、公開する予定。21日から3月15日までメディアテークで写真と地図を閲覧できるようにし、市民から情報を求める。

<写真100枚活用>
 デジタル地図には、公的機関が所蔵していたり、市民が寄贈したりしてメディアテークが保存している写真のうち、1935年から45年までの約100枚を使う。

 中央市民センターの本年度の市民講座「一番町まちなみ講座」で、受講生が記憶をたどったり、聞き取り調査したりして作った38年の住宅地図を活用。地図には当時の国分町や大町、一番町など中心部の商店や企業、公共施設が克明に記載されている。

 仙台市中心部の地番入り地図に、まちなみ講座の地図を重ね合わせ、縮尺などを調整した上で基となるデジタル地図を作製。さらに写真情報を取り込み、地図上の特定のポイントを指し示すと写真が見られる仕組みだ。

<夏にイベント>
 デジタル地図は当面、戦前の市中心部を再現することが目標。将来は他の年代、地区に広げることも予定している。

 当時の街並みに関する情報を市民から広く集めるため、写真と地図を期間限定で閲覧できるようにするほか、夏にメディアテークで開く街の歴史を紹介するイベントでも公開する。

<観光にも一役>
 「せんだい街のアルバム製作委員会」の中心メンバーで会社役員の菊地淳さん(50)は「写真と地図を使って、当時の街並みを浮かび上がらせる試みだ。多くの市民を巻き込みながら詳細な地図を作りたい」と話す。

 中央市民センターの渡辺洋一事業企画係長(50)は「街づくりに携わる人が誰でも活用できるデジタル地図を目指したい」と張り切る。メディアテーク企画・活動支援室の佐藤泰室長(54)も「街の歴史が感じられる仕掛けは、観光にも役立つだろう」と、さまざまに活用していく考えだ。 (2007.2.25/河北新報)
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by fbitnews2006-6 | 2007-02-25 15:09 | インターネット総合  

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