40周年の「CES」、8日開幕へ

 パソコンやテレビ、ネットワークを介したサービスなどIT関連の製品・サービスを展示する「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2007」が米ネバダ州ラスベガスで8日(現地時間)、開幕する。40周年を迎える今年は約2700社が出展、15万人の来場者を見込んでいる。

 前夜祭の7日夜には、恒例となった米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長の基調講演が行われる。基調講演では「新顔」としてウォルト・ディズニーのロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)やCBSのレズリー・ムンバスCEOが登壇する予定だ。

 2006年はテレビの大画面競争が盛んだったが、今年はフルハイビジョン対応のテレビのラインアップを強化するメーカーが多いようだ。シャープや松下電器産業などの日本勢や、韓国LG電子などがフルHD対応のテレビを展示するもようだ。

 米国では2009年にテレビがデジタル放送に完全に移行する予定で、高精細な画質へのニーズが高まると見込んでいる。そのほか、韓国サムスン電子の表裏に別の画像を映し出せる液晶や日立製作所の「超解像」と呼ばれる高精彩な液晶なども展示される予定。一方で、2006年の日本の展示会「CEATEC」で来場者が行列をなした東芝とキヤノンの「SED(表面電界ディスプレー)」のパネルは、今回の展示を見合わせることになった。

 対応レコーダーやプレーヤーが2006年に販売され、競争が続く次世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク」と「HD・DVD」の両陣営も講演を予定している。東芝がデスクトップパソコンに搭載できるHD・DVDドライブの出展を既に発表済みだ。

 今年は1台のプレーヤーや1枚のディスクだけで両規格に対応できるような製品も登場する。韓国LG電子はブルーレイ・ディスクとHD・DVDの両規格を読み込めるプレーヤーを展示する予定だ。米映画大手のワーナー・ブラザーズもどちらの再生機でも読みこめるディスクの発売を検討していると報じられるなど、両陣営の競争に一石を投じることになりそうだ。

 マイクロソフトの新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」の一般向けの発売を間近に控え、対応ソフトや新機種を揃えてくると思われるパソコン業界や「メディアフロー」といった携帯機器向けコンテンツ配信なども見どころ。会期は11日までの4日間となる。「IT PLUS」では基調講演や記者会見、各ブースのようすを現地から詳しくリポートする。(2007.1.8/日本経済新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2007-01-08 10:08 | 周辺機器  

<< 音声で携帯電話、音楽プレーヤー... NTT系電子マネーID流出、米... >>