NEC、再生パソコンの無償修理期間を1年に延長-新品と同等に充実
NECは再生パソコン「リフレッシュPC」の一部製品で、無償修理期間をこれまでの半年から1年に延長する。早ければ07年2月に始める。これにより中古品でも新品と同じアフターサービスを実践する。また、使用済みパソコンの回収に関する電話受け付けセンターを設置。販売と買い取りの両面を拡充することで、リフレッシュPC事業を強化する。07年度には売上高で06年度見込み比34%増となる26億8000万円を目指す。
無償修理期間を延長するのは、再生前の使用期間が1年前後の機種が対象。それ以外は半年のままとする。中古パソコン事業を手掛ける同業他社を含め、メーカー保証として1年を設定しているケースはほとんどない。同社は顧客へのアフターサービスを充実することで、新規ユーザーの獲得につなげていく。
また、使用済みパソコンの回収システムも拡充する。買い取りの受け付けはこれまでウェブのみだったが、新たに電話でも対応するコールセンターを設置。受け付け後は同社の指定業者が直接回収に回る。これにより回収から販売した後までの流れが円滑になる。
リフレッシュPC事業は、子会社のNECパーソナルプロダクツ(東京都品川区)を通じて展開している。個人や会社からNEC製の使用済みパソコンを買い取り、群馬事業場(群馬県太田市)の専門ラインで再生した上で、リフレッシュPCとして量販店で販売している。
年間の出荷台数は05年度実績で2万6000台。能力増強し、年間4万台までの出荷を可能としている。(2006.12.29/日刊工業新聞)
by fbitnews2006-6 | 2006-12-29 20:47 | PC