ブログの更新に飽きたまま放置していると… - 韓国で休眠サイトの大掃除

○韓国でサイト・ブログの大掃除

立ち上げてはみたものの、長い間更新していない「休眠サイト」。韓国ではこのほど、この休眠サイトの"年末大掃除"が行われ、その成果が発表された。

韓国政府の情報通信部は19日、11月20日から12月8日まで行われていた「休眠ホームページ整理キャンペーン」の成果を発表した。これは同部と韓国情報保護振興院(KISA)が共同主催するキャンペーンだ。Webサイトのほか、ポータルサイトおよびコミュニティサイト内の個人ブログ、同好会サイトなどの休眠サイトを閉鎖するといった処置をとることで、これらを悪用したウイルス流布、および個人情報の無自覚な露出を防ごうという目的がある。

休眠サイトの整理は管理者自らが行う場合もあれば、ホスティング業者やポータルサイトなどが行う場合もある。個人で閉鎖した場合は、キャンペーン用に設置された専門サイトを通じて、休眠サイトの整理を報告する。閉鎖を報告した人には抽選でプレイステーション・ポータブル(PSP)やiPodなどが当たる"お楽しみ"も用意された。

一方、ホスティング業者やポータルサイトなどが整理する場合は、まず管理者にメールで知らせ、同意が得られれば閉鎖を実行する。連絡がない場合は、とりあえずサイトを書き込み禁止にしておいたり、後で復旧可能な閉鎖状態にするなどの処置をとった。

この結果、整理された休眠サイト数は計44万2,994件に達したという。これは今年6月に初めて行われた同キャンペーンの成果約5万3,000件より、8倍以上も多い数値となっている。

整理された休眠サイトの内訳を見てみると、ホスティング業者によって整理されたものが4万6,855件、ポータルサイト運営者によるものが39万5,757件、個人自ら行ったものが382件となっており、ポータルサイト運営者によるものが圧倒的に多い。

じつは今回のキャンペーンには、Daum CommunicationやNHNといった代表的ポータルサイト運営者のほか、SK Communicationsなどのコミュニティサービス運営者など計13社による積極的な協力体制がしかれ、個人によるブログや同好会サイトなどの集中的な整理が行われた。

○ポータルサイト協力の背景は

この背景には、2006年の流行となっていた個人ブログの急増がある。当初は雨後のたけのこのように増えたブログ。しかしひとたび管理に飽きたり疲れたりすると放置されたままになり、そこから個人を特定される画像などがネガティブなかたちで取り上げられたり、アカウントをクラッキングされ、ウイルスの置き場にされたり、他のサイトをクラッキングする際の踏み台にされるといった問題が生じていた。

情報通信部担当者は、「ポータルサイトなどの場合は、たとえ休眠状態でもサイト数が多いことが客引き道具の1つとなる。そのため、キャンペーンへの積極的な協力の理由が、(通信費やディスクスペースなどの)維持費用の削減にはないと考えられる。むしろ、自社会員が休眠サイトによって被害者となりえるため、ユーザー保護の観点に重きを置いているのだろう」と述べている。つまりこのキャンペーンの大きな目的は、インターネットの保安対策にあるのだ。

KISAが今年5月、158のホスティング業者を対象に行った実態調査によると、これらが管理しているWebサイト46万6,881件中、14.5%に該当する6万7,966件のWebサイトが6カ月以上放置状態であることが明らかになっている。

さらに3・4月にクラッキングの被害にあったWebサイト408件を対象とした調査によると、このうち30%以上が6カ月以上放置された休眠サイトであることが分かっており、整理が急がれていた。

情報通信部では、この対策がコミュニティやポータルサイト、ホスティング業者など、Webサイトを管理している業者にとっては、クラッキングや個人情報流出の予防策になると期待しており、キャンペーン続行の意思を明らかにしている。また、キャンペーンを通じて周期的かつ自主的に閉鎖できるよう誘導する効果も見込んでいる。

世界のWebサイトは億単位で存在しているといわれるが、この中に占める休眠サイトの割合はどれほどだろう。保安強化のためにも、韓国の対策を見習う必要があるといえる。

(2006.12.20/ MYCOMジャーナル)
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by fbitnews2006-6 | 2006-12-20 21:47 | インターネット総合  

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