WiiリモコンでPowerPointを操作できるか





 12月2日に発売された任天堂の新型ゲーム機「Wii」。すでに37万台を売り切り、好調なスタートを切った。筆者も購入しようと思っていたが、残念ながら現在のところ手に入っていない。が、しかし、お買い得だといわれている「はじめてのWii パック」は入手したのだった。

 何がお買い得かというと、定価3800円の「Wiiリモコン」が、ミニゲーム集である「はじめてのWii」とのパックだと4800円で購入できるのだ。……と、Wiiを買えなかった筆者が胸を張るのもいささか滑稽ではあるが。

 さて、年度内に全世界で600万台を販売するという任天堂のことだから、いずれWiiは手に入るとして、現在手元にあるWiiリモコンを何とかして有効利用したい。幸運なことに、WiiリモコンはBluetoothによる通信機能を搭載している。Bluetooth搭載PCか、Bluetoothアダプタを購入すればWiiリモコンを入力インタフェースとして利用できるはず。と思い、インターネットを巡回していると、WiiリモコンをPC用デバイスとして利用するソフトがいくつか存在することが分かった。

●WiiリモコンをPCと接続

 ソフトを利用する前に、まずはWiiリモコンをBluetoothでPCと接続しよう。筆者はハギワラシスコムの「Bluetooth USB Stick(HNT-UB03)」で接続してみた。

●ソフトは2種類。お勧め(?)は「WiinRemote」の最新版

 WiiリモコンをPCで使えるようにするソフトは2つあった。1つは「GlovePIE」というソフト。こちらは、入力デバイスの入出力を設定するソフトで、サンプルプログラム「TestWiimote.PIE」が用意されていた。サンプルプログラムを読み込むと、十字キーでキャレットの上下左右などの操作が行える。ただし、サンプルプログラムでは加速度センサーによる操作はできないので、何らかの設定変更が必要だ。

 もう1つは「WiinRemote」というソフト。こちらはWiiリモコンに“特化”したソフトで、Wiiリモコンの加速度センサーの動きに応じてマウスカーソルを操作できる。Wii発売直後から公開されており、現在のバージョンは12月7日付の「WiinRemote_v2006.12.7」。最新バージョンではキャリブレーションが実装され、加速度センサーによる操作感をある程度調整できるようになった。

●PowerPointを操作してみた

 さっそくWiinRemoteを利用してPowerPointを操作してみた。結論からいえば、それなりに動かすことができた。「それなり」というのは、PowerPointのページめくりぐらいであれば、Wiiリモコンでもできるという程度だ。特に十字キーの左右で「進む」「戻る」ができるのは便利。ただ、加速度センサーによる操作は微妙で、細かい操作は難しい。スライドボタンまでカーソルを動かすのは結構苦労する。

 加速度センサーが厳しいなら、最低限の移動で済ますのも手だ。つまり、スライドボタンの上で、Bボタンを短く押して加速度センサーによる操作を無効にする。そうすればマウスカーソルがゆらゆら定まらないということもなく、安心してAボタンを押すことができるわけだ。リモコン操作にこだわらない――というなら、そんなまどろっこしいことしないでキーボードのF5キーを押すのもいいだろう。

 ちなみに、加速度センサーによる操作は、まったくのフリーでWiiリモコンを振り回すより、机や壁などに腕なり手を押し付けてある程度固定した状態にしてやると、操作しやすかった。

 通常ビジネスグッズは、落ち着いた色であることが多い。例えば、先日発表されたマイクロソフトのポインター付マウスなども黒系の色使いだ。そこへ行くとWiiリモコンは白で、明るい印象を受ける。手に握るとしっくり来るし、デザインも悪くない。もともとゲーム機用のデバイスだから当たり前だが、たまにはこんなデバイスをビジネスに利用するのも悪くないのではないか。理解のある上司や冗談のわかる取引先であれば、何かの話題になるかも――しれない。

 大事なことを忘れていた。ビジネスで利用する場合も必ずストラップはするようにしよう。一生懸命プレゼンしていても、Wiiリモコンがすっぽり抜けて、取引先の顔面にでも当たったら目も当てられないのだから。

(2006.12.12/ ITmedia Biz)
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by fbitnews2006-6 | 2006-12-12 23:56 | 周辺機器  

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