NEC、基幹サーバとMS次期OSのシステムで動的置き換えに成功
NECは6日、基幹サーバ「NX7700i」とマイクロソフトの次期サーバ用基本ソフト(OS)「ロングホーン」開発途上版とを組み合わせたシステム上で、システムを停止することなくCPU・メモリーを交換するホットリプレース(動的置き換え)に世界で初めて成功したと発表した。従来、メーンフレーム(大型汎用機)でしかできなかったが、今回の成功はオープン系サーバの信頼性を高めるものとして注目を集めそうだ。
通常、致命的なハードウエア障害の予兆を検知した場合、一度システムを停止してハードウエアを交換する必要がある。その場合、数時間電源を止めることもあり、事業機会の損失につながる懸念があった。同機能によりシステムを停止することなく正常なハードウエアと交換できるため、24時間365日無停止のサービスが提供できる。
ホットリプレースは技術的にディスク交換などでは可能だったが、CPU・メモリーでは不可能だった。(2006.12.7/日刊工業新聞)
by fbitnews2006-6 | 2006-12-07 23:53 | 周辺機器