パスワードの使い回しは危険――ITUが警告

ITUは「ユーザーが同じパスワードを繰り返して使うことがほぼ避けられない」現状を指摘し、企業や当局に解決策を見出すよう求めている。(ロイター)
2006年12月04日 10時20分 更新
 オンラインバンク、旅行代理店、書店など複数のサイトで同じユーザー名とパスワードを使っているコンピュータユーザーは、個人情報窃盗のリスクが大きいと、国連機関が12月3日、警告を発した。

 国際電気通信連合(ITU)は、企業や規制当局は、インターネット上での個人情報の広がりに対する解決策を見つけ出す必要があると述べ、考えられる手段として、もっと合理化された身元確認手法を開発することを挙げた。

 現状では、コンピュータユーザーが必要とするIDとパスワードの数を考えると、ユーザーが同じコードを繰り返して使うことはほぼ避けられないと同機関は指摘した。

 「これがセキュリティ侵害を引き起こす可能性があり、数も増え、手口も高度化している個人情報窃盗犯のたくらみに、ユーザーが陥りやすくなるかもしれない」とITUは、香港で行われる大規模な政府・業界関係者の会合前に公表された2006年のインターネット報告書で述べている。

 「IDシステムの連係がないことが、ユーザーの不便さを増している原因であり、早急に対処する必要がある」(ITUの報告書より)

 ITUはまた、インターネットの広範な利用、特にマーケティング業者が複数サイトにわたってユーザーの好みやトラフィックを追跡していることによるプライバシーのリスクを強調した。

 そのような情報がどのように保存され、使われているかについてユーザーが信頼しているのなら、「cookie」などよくターゲット広告に使われている情報収集ツールが増えても問題はないかもしれないとITUは主張している。

 だが消費者の信頼を損なえば、今後インターネット商取引の拡大が遅れる可能性があると同機関は警告した。
(2006.12.4/IT Media)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-12-04 12:18 | インターネット総合  

<< ドラッグ&ドロップ関連の7つのワザ 「一太郎」最新版、グーグル検索と連動 >>