任天堂「Wii」発売、3機種そろう ゲーム商戦「勝負はソフト」



 任天堂の次世代ゲーム機「Wii(ウィー)」が2日、米国に続き日本でも発売され、関西の家電量販店などでも早々と完売が相次いだ。これで、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション(PS)3」、米マイクロソフトの「Xbox360」とともに次世代機3種が出そろい、年末商戦で激突するが、販売の行方を左右するのは「ソフト次第」(業界関係者)になりそうだ。

 大阪市北区の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」ではこの日、予定を約20分早め午前6時40分から販売を開始。用意した2800台分の整理券は午前6時に配り終え、販売前の“完売”となった。

 ウィーを買おうと約2000人が徹夜。同店によると、PS3が11月11日に発売されたときの約2倍の人数だった。

 11歳の娘のクリスマスプレゼント用に購入した兵庫県尼崎市の会社員、堂満(どうみち)誠一さん(43)は、「家族でスポーツゲームなどを楽しみたい」と笑顔だった。

 ウィーは、現行機「ニンテンドーゲームキューブ」以来5年ぶりに投入した据え置き型ゲーム機で、ワイヤレスリモコンを振ってテニスを楽しむ-など簡単操作が特徴。ゲームファン以外へも幅広く浸透を狙っている。

 大ヒットした携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」が女性や中高年らの心をつかんだのは、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など、「誰でも遊べる」(任天堂)ソフトの力が大きかった。

 ウィーもソフト16種類を2日発売。「ゼルダの伝説」など定番に加え、5種類のスポーツが楽しめる「ウィースポーツ」など、初心者もなじみやすいソフトがそろう。初回出荷台数は40万台弱で、年内に100万台の出荷が目標だ。

 一方、ウィーに先行して発売されたPS3は、生産の遅れが販売を直撃し、米国でもウィーの後塵(こうじん)を拝している。ソニーは「生産は予定数量に達した」とし、高画質や次世代DVDの「ブルーレイ・ディスク」対応といった高機能を武器に、巻き返しを図る。ソフトは年内に15種類発売。来年後半には人気シリーズ「ファイナルファンタジー」の最新作も登場の予定だ。

 ゲーム調査会社、エンターブレインの浜村弘一社長は「ソフトがそろえばPS3も伸びてくる」と見通す。

 国内では伸び悩むXbox360も、新ソフトに期待する。7日発売のロールプレイングゲーム「ブルードラゴン」は、「日本人向けに出す初の本格ソフト」(マイクロソフト)。現在約100種類のソフトがあるものの、米国発が中心で、日本人好みの内容が少なく、低迷の原因となっていた。

 同社は年末商戦に向け、ゲーム機本体と「ブルードラゴン」のセット販売も開始する。セット価格を、ゲーム機本体価格(2万9800円)に据え置き、「ソフトでハードを売る」(同社)戦略に力を入れる。
(2006.12.3/産経新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-12-04 00:15 | 周辺機器  

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