NEC、携帯に商店街の掲示板-RFIDシステムを実証





 NECは商店街などの街中を歩きながら、携帯電話を使ってその場で最新の地域情報にアクセスできるシステムを開発した。街灯などに配置した位置情報を示す無線識別(RFID)タグを、携帯電話に接続した小型RFIDリーダーでかざして読み取る。すると現在地の周辺地図が画面上に表示され、イベント情報や災害時の避難場所などの情報を入手できる。2、3年後の実用化を目指し、まず「ユビキタス商店街プロジェクト」を推進する東京・品川区の戸越銀座商店街で3―10日に実証実験を行う。
 利用者は携帯電話にRFIDリーダーを付属するだけで使える。屋外に設けたRFIDタグを読み取ると自動的に携帯電話のアプリケーションが起動し、現在地周辺にある飲食店の場所や物販店のタイムリーな特売情報などを確認できる。口コミ情報を閲覧したり書き込んだりといった双方向通信も可能。地域の情報掲示板として利用が普及すれば街全体の活性化にもつながりそうだ。
 携帯電話の通信エリアであればどこでも利用でき、従来のRFIDリーダーのように電源の供給やネットワーク施設などのインフラ整備が不要な利点もある。将来はRFIDリーダーを携帯電話に内蔵することも検討する。
 明治大学の小林正美研究室、日本建築学会ユビキタス建築都市特別研究委員会都市小委員会と共同で開発した。実証実験の結果を踏まえ、今後は街ゆく人々がどのような情報を取得して行動するかといった相関性を分析するほか、都市計画や建築分野に適用できるRFIDソリューションの開発を狙う。
 12―17日には「街の図書館」をテーマに東京・千代田区の神保町商店街でも実証実験を行う。 (2006.12.1/日刊工業新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-12-01 11:44 | インターネット総合  

<< Vistaでも4割のマルウェア... 米インテュイット、ネットバンキ... >>