内蔵チップで機器利用者認証、ネット詐欺防止・富士通が技術


 富士通はインターネット上で増えている「フィッシング」などのネット詐欺を、半導体チップを使って防止する技術を開発した。パソコンの部品としてすでに普及している内蔵チップを転用。低コストで情報の送り手や受け手が正しい相手であるかどうかを確認する。国際標準団体を通じ2010年までにネット接続可能なすべての機器へ技術を導入、詐欺の根絶を狙う。

 企業用のパソコンなどには、ハードディスクデータを暗号化して保護するためのチップがすでに内蔵済みで、電子証明書データなどがチップ内に入っている。富士通はこのチップを活用して、ネット上で通信相手と情報を交換することで本人かどうかを確認する仕組みを開発した。チップを搭載した機器同士が格納した証明書を交換すると、互いの身元を確認できる。

 この技術が普及すれば、メールなどを使って利用者を金融機関などを装った偽のホームページに誘導して、個人の口座番号や暗証番号などを盗む「フィッシング」を理論上完全に防げる。またパソコンや内部の情報を盗み、他人を装う「なりすまし」も防げる。
(2006.11.28/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-11-28 09:52 | 周辺機器  

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