KDDI、国内初のデジタルラジオ携帯電話を発売

 KDDI<9433.T>は16日、国内で初めてデジタルラジオに対応した携帯電話を12月上旬に発売すると発表した。エフエム東京(東京都千代田区)はこれに合わせ、試験放送を行ってきたデジタルラジオの本格放送を東京と大阪で開始する。KDDIは通信と放送の融合を加速させることで、携帯電話を使った音楽サービスの分野で追随してくる競合他社との差別化を図る。
 デジタルラジオは地上デジタル波を利用したラジオ放送で、CD並みの音質に加え、ビデオクリップなど大容量のデータ送信が可能となる。視聴中の番組で流れている音楽や映像を購入する場合、通信ではなく放送波を使ってファイルをダウンロードするため、回線使用料がかからない。
 KDDIが発売する端末はソニー・エリクソン製。デジタルラジオだけでなくワンセグ放送にも対応し、マルチメディア端末としての特徴を打ち出した。ソニー<6758.T>の液晶テレビの技術を使ったディスプレーも採用している。
 KDDIは楽曲のダウンロードなど音楽サービスを前面に打ち出して加入者を増やしてきたが、最近はNTTドコモ<9437.T>やソフトバンク<9984.T>傘下のソフトバンクモバイル(東京都港区)も同様のサービスを拡充。10月24日に始まった番号継続制(MNP)で顧客獲得競争が激化するなか、KDDIは放送と通信の融合を加速させて一層の差別化を図る。会見した高橋誠執行役員は「メディア携帯といえばKDDIといわれるように、他社の追随を許さずもう一歩先を行く」と語った。
 NTTドコモもデジタルラジオに対応した試作端末を発表しているが、実用化の時期は未定。ソフトバンクモバイルはまだ試作端末を発表していない。
(2006.11.16/ロイター)
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by fbitnews2006-6 | 2006-11-16 15:55 | 周辺機器  

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