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首位でスタート新shuffle、しかし爆発的初動の05年iPod nanoには勢い及ばず



 アップルコンピュータ(アップル)が11月3日に発売した携帯オーディオ、第2世代のiPod shuffle(新shuffle)がまずまずの出足だ。「BCNランキング」で3日-5日の3日間の売り上げを集計したところ、カラーバリエーションを合算した販売台数シェアで20.0%と、いきなりトップに躍り出た。



 フルモデルチェンジした新shuffleは、従来モデルのほぼ半分のアルミニウムボディで、重さは約15.5g。クリップつきのユニークなきょう体が話題を呼び、立ち上がりの販売動向が注目されていた。新shuffleの反響について同社は、「メディアからの問い合わせも多く、アップルストア銀座では連休の3日間でほぼ完売した」(広報)と好調をアピール。そのほか、一部の家電量販店でもほぼ完売した店舗があったという。ちなみに、11月第1週(10月30日-11月5日)の販売台数シェアでも新shuffleは13.5%で1位を獲得した。

 新shuffle発売直後のこの動きは度の程度のインパクトなのか? 他の同社製品の発売直後3日間の動きと比べてみた。まず、第1世代のiPod shuffle(旧shuffle)が発売された05年1月15日から3日間(土曜日-月曜日)では、当時売れ筋だったiPod miniの4GBモデルが19.4%で1位。2位が旧shuffleの1GBモデルで9.2%、3位が同512MBモデルで7.7%だった。1GBモデルと512MBモデルを合わせても、旧shuffleは16.9%と2位のポジションに留まっていた。

 一方、第1世代のiPod nano(旧nano)が発売された05年9月8日から3日間(木曜日-土曜日)の動きでは、旧nano4GBモデルが27.1%、同2GBモデルが22.3%とワンツーフィニッシュ。2モデルを合計すると、立ち上がり直後で既に49.4%という大きなシェアを獲得していたことがわかる。

 また同様に、メーカー別販売台数シェアを比較してみると、旧nano発売直後3日間に限った販売台数シェアではアップルが69.4%と大きなシェアを獲得していたが、新shuffle発売直後の3日間では、59.4%と6割に迫るシェアを獲得したものの、やはり旧nano発売時より下回った。

 新shuffleの立ち上がり直後の状況は、旧shuffleに比べれば勢いがあったものの、旧nanoのような爆発的な勢いには及ばなかったようだ(2006.11.7/BCN)

by fbitnews2006-6 | 2006-11-07 16:06 | 周辺機器  

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