<米MS>無償OS「リナックス」大手と提携合意

米マイクロソフト(MS)は2日、無償基本ソフトウエア(OS)「リナックス」関連の米ソフト大手ノベルと販売や技術開発で提携することで合意したと発表した。OS「ウィンドウズ」を擁するMSは、リナックス系のソフト会社と「敵対」関係にあったが、顧客企業を中心にリナックスを採用する比率が高まり「共存」に方針転換した。
 合意によると、MSはノベルのリナックスソフト「スーゼ」の販売に協力するほか、同一のコンピューターでウィンドウズとスーゼの両方が円滑に機能するように新技術を開発する。合意内容は、遅くとも12年までに実行する方針という。
 米メディアによると、世界のOS市場シェアは、パソコンはウィンドウズが9割超と圧倒的だが、企業のサーバー分野は、コスト削減などの観点からリナックスの採用が増え、ウィンドウズの7割弱に対し、リナックスが約2割を占める。
 ウィンドウズとリナックスの両方を採用している企業も目立ち、MSに「敵対」関係の解消を求める声が強まっていた。MSのバルマー最高経営責任者(CEO)は2日の記者会見で「リナックスは今や多くの企業で重要な役割を果たしている」と認めた。
 一方、ノベルは「両社ともにビジネスの拡大が期待できる」としつつも「リナックス市場にとって大きなステップだ」との声明を発表した。市場では「顧客の声に押されてMSが譲歩した」との見方も出ている。
 MSはこれまでリナックス陣営を特許権侵害で訴える構えを示してきたため、訴訟リスクを恐れてリナックス採用を手控える企業も多かった。だが、今回の提携でリナックスの普及が拡大することも予想される。
(2006.11.3/毎日新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-11-03 22:06 | インターネット総合  

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