コダック、23ミリの広角撮影ができる“2眼デジカメ”の新製品を発売


 コダック日本法人は1日、焦点距離が異なる2つのレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「EasyShare V705」を加賀ハイテック(東京・千代田)を通じて12月上旬に発売すると発表した。35ミリフィルム換算で23ミリの単焦点レンズと39―117ミリのズームレンズを備え、狭い室内での集合写真から屋外の風景写真の撮影を1台でこなせる。オープン価格だが、販売価格は5万円前後となる見通し。

 製品は2月に国内で発売した「同570」の後継機種。撮像素子(CCD)の有効画素数を710万画素に引き上げたほか、23ミリレンズのF値を従来のF3.6からF2.8に改善し、より明るい写真を撮影できるようにした。ISO1000の高感度撮影を生かした手ぶれ軽減機能も備える。本体色もブラックとシルバーの2種類に増やした。

 28ミリの広角撮影に対応したコンパクトデジカメは他社が秋冬商戦向けに投入しているが、23ミリの撮影に対応した製品は例がない。室内で大勢の人をスナップ撮影する際も、23ミリレンズであれば余裕を持って撮影できる。デジタルズームを併用すれば短焦点レンズで23ミリから38ミリ相当、ズームレンズで39ミリから156ミリ相当の撮影が可能で、本体のレバーで焦点距離を途切れなく調整できる。

 V570は一度電源を切ると感度やホワイトバランスの設定が初期状態に戻ってしまう点が不評だったが、V705では操作性を改善し、電源を入れなおした後でも設定をそのまま引き継げるようにした。複数の写真を合成してパノラマ画像を作る機能に加え、暗い写真を明るく補正する機能も新たに備えている。

 米イーストマン・コダックはデジカメの製造から撤退しており、今回の製品は開発を日本法人、製造をフレクストロニクス(本社・シンガポール)が担当した。コダック日本法人は1日に加賀ハイテックとデジカメ、プリンターなどの販売総代理店契約を結んだと発表している。
(2006.11.1/日本経済新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-11-01 23:19 | 周辺機器  

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