マイクロソフト 次期OS「ビスタ」国内で初公開


 
 米マイクロソフト(MS)は18日、来年1月に発売を予定しているパソコン用基本ソフト(OS)、「ウィンドウズビスタ」の日本語版を国内で初めて一般公開した。01年に日本市場に投入された「ウィンドウズXP」以来の新OSとなるビスタは、ブロードバンド時代に対応して娯楽機能とセキュリティー機能を大幅に強化したのが特徴。パソコン(PC)が事務機器から娯楽機器へと性格を変える中、MSはビスタ投入で新しい市場の開拓を狙う。
 「インターネット時代を告げた95年の『ウィンドウズ95』以来の大イベント」。MS日本法人の幹部はビスタ発売の意義を強調し、メガヒットに期待をかける。ビスタは、デジタルカメラで撮った写真を無線でPCに取り込むことができるほか、音楽と写真を組み合わせてスライドショーに編集し、ネットで友人などに送る機能などを追加した。
 リビングルームでテレビを楽しむように、離れた場所からネット上の音楽や動画サイトへの接続、ダウンロード操作ができるリモコン機能も付けた。時期は未定だがMSは日本で音楽配信サービスも始める予定だ。
 一方、常時接続が当たり前のブロードバンド時代は、PC内に保存した個人情報を盗み出すスパイウエアなど新しい脅威も広がっている。ビスタはセキュリティー機能を高めてこうした危険にも対応した。
 盛りだくさんの機能を盛り込んだ背景には、PC市場が成熟し、売り上げが頭打ちになっていることへのMSの強い危機感がある。世界の販売台数はここ数年、1億台後半で推移し、かつてのような勢いがない。このため、ワープロや表計算中心のPCから、テレビやDVDを視聴したり、ネット経由で動画や音楽を楽しむ娯楽機器に変えることで、家電メーカーの領分に進出しようというのがMSの戦略だ。ビスタはそのカギを握る。
 一方、PCメーカーもビスタへの対応を急いでいる。ビスタを動かすには、高性能なCPU(中央演算処理装置)を搭載したPCを買う必要がある。NECや富士通などは今年の秋冬モデルから、ビスタ対応の性能を持ったPCを発売しており、ボーナス商戦の目玉となることに期待をかけている。
 ビスタの一般公開は、東京・臨海新都心の東京ビッグサイトで開催中のPC関連見本市「WPC」で21日まで。MSブースでは200台のPCが置かれ、実際に体験できる
(2006.10.18/毎日新聞)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-10-19 10:57 | インターネット総合  

<< <KDDI>au携帯でSNS ... 動画サイト上位表示を支援する「... >>