BD対応レコーダー ソニー製品の性能に業界内で失望感

ソニーが3日発表した次世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク(BD)」対応レコーダー(録画・再生機)の性能に、電機業界内で失望が広がっている。DVDディスクへの録画容量が25ギガバイト(ギガは10億)しかなく、同じBD陣営の松下電器産業が11月に発売する商品はもちろん、対立するHD-DVD規格の東芝の商品にも見劣りするためだ。次世代DVDはディスクを大容量化して、現行では不可能なハイビジョン番組を録画するのが特長だっただけに、中核技術で差をつけられた形だ。リチウムイオン電池の回収で品質面での信頼低下を招いたのに続き、期待の大型商品をめぐる技術力にも疑問符が付いた。
 BD、HD-DVD両陣営の規格争いで、ソニーが主導するBD陣営の強みは、ディスク容量が1層25ギガバイトと、HD-DVDの同15ギガバイトを上回る点だった。両規格ともディスク内に記録層を2層重ねることができ、松下は録画容量50ギガ(ハイビジョン番組で約6時間分)、東芝は30ギガ(同3時間分)の商品を発表した。
 しかし、ソニーの製品は、再生は2層ディスクに対応できるものの、録画は1層のみ。25ギガはハイビジョン番組なら2時間余りと、長編映画の録画を考えると十分とはいえない。
 2層記録は、ディスク表面から0.1ミリの場所に0.02ミリ程度の間隔で2枚重ねにした記録層に書き込む高度な技術。ソニーの西谷清テレビ・ビデオ事業副本部長は「2層記録の安定性を十分検証できなかった」と語った。
 ソニーは8月以降、リチウムイオン電池の回収や、次世代家庭用ゲーム機「プレイステーション3」の欧州発売延期などトラブルが続出。業界内では「BD陣営の盟主として、年末商戦への商品投入にこだわったのだろうが、技術面でかなり困難を抱えているようだ」との見方が広がっている
(2006.10.5/毎日新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-10-05 18:09 | 周辺機器  

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