「Microsoft Works」、Webベースに移行か

MicrosoftはWorksを無料オンラインサービスとしてWebに移行する方法を検討している
 米Microsoftは9月21日、基本的なワープロソフトと表計算ソフトの広告付きの無料版を提供するかもしれないと明らかにした。ビジネスソフト市場で始まりつつあるGoogleの挑戦をかわそうとする動きのようだ。

 WindowsとOfficeを通じてデスクトップコンピュータ向けソフトを独占しているMicrosoftは、ソフトをオンラインで提供することに長らく抵抗してきた。

 だが、Googleを筆頭に、同様の技術をWebベースで無料で提供し、広告収入で収益を得るビジネスモデルのライバルが拡大している。

 Microsoftは現在、拡大する無料オンラインサービスのラインアップの一部として、「Microsoft Works」をWebに移行する方法を考えている。同製品は基本的なビジネスソフトスイートで、よく安価なPCにプリインストールされている。

 同社はWindows Liveブランドの下で継続的に新しいオンラインサービスを投入しており、電子メールアカウント・Webサイトの作成や共同でプロジェクト作業ができる小規模企業向け「Office Live」のテストを開始した(2月16日の記事参照)。

 Microsoftのインフォメーションワーカー事業戦略担当ジェネラルマネジャー、アラン・イェーツ氏は、エントリーレベルのユーザーを取り込むために、多数の選択肢を検討するつもりだと語った。

 「広告などの新しいビジネスモデルやその他の支払いモデルをどう活用するか、また新しい配信形態についても考えている」(同氏)

 OfficeとWindowsのソフトウェアライセンスによる売上高は、Microsoftの売上高の大半を占めている。

 同社の課題は、Worksの無料版(あるいは、会費制のバージョンもあるかもしれない)が、Officeの売り上げを損なわないようにすることだろう。Officeは昨年の同社の売上高440億ドルのうち4分の1を占めていた。

 同社は2007年初めにリリース予定の新版Officeが、新たな需要をかき立てると期待している。OfficeにはメールソフトのOutlook、プレゼンテーションソフトのPowerPoint、表計算ソフトのExcel、ワープロソフトのWordが含まれている。

 同社は、予定表、ワープロ機能、表計算機能、Webブラウザ、電子メール機能を備えた最新版のWorksを50ドルで販売している。

 Googleは先月、電子メールや予定表、コミュニケーションなどのビジネスソフトをセットにした無料のソフトウェアプラットフォームを開発したと発表した(8月28日の記事参照)。広告なしのオプションを提供する有料のプレミアム版が年内に提供される見通しだ。

 このとき、Googleはオンラインの表計算ソフトとワープロソフトをビジネスソフトプラットフォームにバンドルする候補として挙げた。

 Googleは3月にワープロサイトWritely.comを買収し、6月にネット上でスプレッドシートを作成、保存、共有できる「Google Spreadsheets」のテストを開始した。(2006.9.22/IT Media)
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by fbitnews2006-6 | 2006-09-22 17:04 | インターネット総合  

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