テルテン、デジタル著作権管理市場に参入-来月暗号化サービス開始



 テルテン(東京都千代田区、滝澤伸行社長、03・3221・9324)は、デジタルコンテンツ著作権管理(DRM)市場に参入する。米アドビシステムズの「フラッシュ」を含めウィンドウズ環境で動くすべてのコンテンツ(音楽や映像など)を対象にDRMソリューションを展開する。10月にはDRMによる暗号化サービスをコンテンツ配信事業者向けに始める。ソフト・サービスを合わせ、初年度3億円、3年後には30億円の売り上げを目指す。

 テルテンのDRMソリューションは音楽、映像、文書などのファイルを保護する「メディアシェル」と、複数の映像や音楽が混在化したファイルを保護する「コンテンツウォール」の2種。いずれも基本ソフト(OS)をカーネル(中核)レベルで制御し、高いセキュリティー管理を実現する。動画像形式の「MPEG」「クイックタイム」、音楽形式の「MP3」「WAV」、文書形式の「PDF」「フラッシュ」、イメージ形式の「JPEG」「GIF」など、ウィンドウズ環境で動くすべてのコンテンツに対応し、不正コピーなどを防止できる。

 DRM分野ではマイクロソフト(MS)がコンテンツの開発環境と一体化したDRMキットを供給しているが、フラッシュに代表されるMS形式以外のコンテンツには対応していない。テルテンはここに目を付け、MS形式を含め、DRMのオープンソリューションで差別化を図る。

 テルテンは3月に設立したベンチャー企業。兄弟会社の韓国テルテン(ソウル市、ユン・ソック社長)からDRMの技術ライセンスを受け、事業化に向けた体制作りを進めてきた。

 すでに商談案件は20社を超え、さらにASP(ネット経由のソフト機能提供)形態による暗号化サービスのセンター設備も完成したことから、ビジネスを全面展開することを決めた。

 デジタルコンテンツ協会(金杉明信会長=NEC副会長)がまとめた国内デジタルコンテンツ市場調査によると、05年の市場規模は2兆5275億円(前年比11・8%増)。DRMに対する需要も年々高まっている。(2006.9.14/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-09-14 12:03 | インターネット総合  

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