<理化学研究所>144人分のDNA情報が流出



 理化学研究所は13日、NTTデータ社員の個人所有パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を経由してネットワーク上に流出した情報の中に、同社との共同研究によって収集した患者144人分の遺伝子情報などが含まれていたと発表した。研究目的で集めた個人の遺伝情報が外部へ漏れるのは初めてとみられる。ただ、情報は匿名化されており、個人の特定はできないという。
 理研によると、漏れたのは、個人の体質に応じて病気を治療する「オーダーメード医療」の実現を目指して集めた、一塩基多型(SNP)と呼ばれる患者の遺伝子情報や病気との関連を解析したデータ。
 オーダーメード医療を実現するためには、患者一人ひとりの遺伝情報が必要になる。しかし、遺伝情報は「究極の個人情報」とされ、理研などは政府の「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」に基づいて、厳格な管理の下で情報を収集することを目指していた。また、独自の管理体制も作り、研究に携わる関係者すべてに情報保護の徹底を求めていた。
 文部科学省ライフサイエンス課は「遺伝情報は暗号化しているので、個人は特定できないが、流出自体が大きな問題だ。理研などから事情を聞き、対応を検討したい」と話している。
(2006.9.13/毎日新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-09-13 15:02 | インターネット総合  

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