トッパン・NSW、OS搭載でPC不要の非接触ICリーダーライター



 トッパン・エヌエスダブリュ(トッパン・NSW、東京都文京区、多田芳昭社長、03・5840・1660)は、基本ソフト(OS)を搭載し、パソコンが不要な非接触ICリーダーライターを開発、受注を始めた。ICカードやICタグ(電子荷札)を読み込む従来のICリーダーライターは、パソコンに接続してシステム構成するものがほとんどだった。新製品はパソコンレスで直接ネットワークに接続できるのが特徴。ICカードやICタグシステムの開発期間およびコストの削減に寄与しそうだ。

 開発したICリーダーライターは、本体にOS(ITRON)を搭載し、ネットワーク環境下であれば設定変更するだけで即座に使用できる。これまで必要だったパソコン接続が不要になる。入退室管理システムや電気錠、自動ドアなどICカードやICタグを使ったシステムに簡単に組み込めるほか、メールサーバを介さずにメール送信が可能など拡張性が高い。ソニーのフェリカなど主要なICカード・ICタグに対応しており、リーダーライターの外装デザインのカスタマイズなどにも応じる。

 トッパン・NSWは同ICリーダーライターの導入を塾・学校の出欠管理や工場の工程管理、展示会場の来場者管理システムなど向けに提案する。塾・学校の出欠管理は生徒に学生証や身分証としてICカードやICタグを提供し、その出欠情報をリアルタイムで保護者に送信するシステム。展示会場の来場者管理も同じようにICカード・ICタグを配布し、会場内のブースの観覧時間などを集計するもので、いずれもシステムの設置スペースの削減や導入コストの削減が求められている。それを実現できるシステム周辺機器として拡販する。

 トッパン・NSWは凸版印刷と日本システムウエアの共同出資会社で、ICカード・タグの発行やITシステムの構築に至るまでを両社の事業と連携できるのが強み。今回のICリーダーライターはシステム構築業者(SI)向けに納入するほか、ソリューション開発の受託も行う。リーダーライターの基本価格は12万円。06年度下期に5000万円、07年度に2億円の売上高を目指す(2006.8.7/日刊工業新聞)
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by fbitnews2006-6 | 2006-08-07 11:22 | 周辺機器  

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